北海道マラソンへの道


走りにはまってはや数年。98年に福知山で初フルに挑戦したものの、悔しい思いをしました。
99年に走快ねっとRCに入会し、周りから刺激をうけて、練習量も増える。
従来に比べると、少しは走るようになって、99年の福知山でなんとかギリギリ、サブ4を達成!
そしたら、「ひゃくさん」から、北海道出れますよ!なんて言われたのが、きっかけで「その気」になり始める。
しかし、暑さに弱い「きっしゃん」は迷いに迷い、洞爺湖でいいかなと、思っていたら、噴火でパーに。
そうこうしている内に、肉離れに始まり、故障のオンパレード。結局、見送ることに。
2000年は我慢の1年となりました。
しかし、いつかは遠征したいなぁ、という思いも強くなり、2000年の福知山か忘年会頃には、2001年の
北海道遠征を心に決めていたように思う。

2001年3月の篠山でグロスでもサブ4を達成し、少し自信を持つ。


3月20日   知子さん、おーちゃん、わたCHANの送別会で、名古屋より、急遽駆けつけてくれた
         さこぴーさんと話す時間があり、その時に、「半分走れたらと、思っている」と言ったら
         そんな気持ちでは駄目です.。3時間59分59秒でもいいから、完走する気で走らんと
         あかんと言われ、素直に「ハイ」とうなずいたのを覚えています。

3月25日   荒川に遠征して、「楽しさ」を満喫する。
         苦しみながらも、篠山並みのタイムでゴール。 
             

4月中旬   女房の方で、高校時代の仲間と内内で同窓会をしようと言う、話がもちあがり、明石、神戸
         相模原、札幌と散らばっているので、どこかで会おう、という話がでて、我が家の事情を
         説明して札幌でどう、という話も出しておく。


4月22日   今年初のハーフ、山崎ハーフマラソンにでる。なんと、高低差150m。ちょっと、びびる。
         脱90分も夢と散る。しかし、足少し出来てきたかなぁ、という感じです。


4月26日   女房が札幌の友達にメールを打ちながら、「ねぇ、北海道の申し込み、いつから?」と聞かれ
         「ランナーズ」を見ると、5月7日から受け付け開始で、定員になり次第締めきる、とある。
         大慌てで、資料請求の封筒をつくり、明日女房に速達で送ってもらうことに。


独り言    暑さにかっらきし弱い「きっしゃん」にとって最大の敵は「暑さ」
        どうしたら、暑さに強くなるのだろう?
        足をしっかり作って、「ZAVAS」で補強して、と考えてはいるものの・・・・・
              
        今年は例年になく、走り順調で、1月から毎月ほぼ300kmを走破。
        1年を通して、そうなる事を願うのみ。


5月1日   待っていた申し込み用紙が届く。読んでいると、ドーピング検査があるみたい。
        間違わないように記入して、7日にGO!

5月4日   請求していた、JCBトラベルからの、「航空券+ホテルのお得なフリープラン」が届く。
        2泊3日2食つきで5万円以内でありそう。


5月7日   昨日用紙に記入して、今日女房に振り込んでもらう。これで、一安心。


5月12日  HISのパンフも取り寄せる。安い。場合によっては、片道9000円と言うのもあった。

5月15日  今日は久しぶりに長残業。あぁ走れない!

5月16日  JASで誕生日前後に航空券が安くなるとか。調べて見よう!

5月20日  西宮国際ハーフマラソンに出る。暑い中走るし、丁度練習にいいかなと思い
        キロ5分のペースで走る予定が、終わってみればほぼ普段通り?

5月24日  足は相変わらず。右足の太腿の裏あたりが、ヘン。

5月25日  三宮でHISに立ち寄り情報収集。やっぱりJASのバースデー割得が一番かな。
        足はどうやら筋を痛めているみたい。日にち薬で治すしかない。

6月6日   飛行機の切符はJASの誕生月割引を利用するのが、一番安いみたいなので
        それを狙う。ホテルはその時か、単独で・・・・。

6月16日  ここに来て、足の調子が良くない。今朝も起きると右膝辺り痛く、ランやめる。

6月21日  今度の土日でホテルを物色しようかなと思う。

6月24日  ホテルを物色するも、決めるまでには至らず。

6月25日  9時30分になるのを待って、JASに電話。無事バースデー割得チケットをGET。
        10時からの会議が9時半からになって、チョットあせった。少し遅れて出席。
        夫婦で往復4万円は安い。
        ホテルもインターネットで予約。飛行機が安くついたので、ちょっとだけ贅沢して
        駅前の京王プラザホテルにする。

6月26日  今週はランお休み。この時期ちょっと痛いけど、まだ2ヶ月もあると思えば、この休養
        は無駄にはならないと思う。

6月30日  会社から帰ってから、食事が出来る間に、近くのローソンに行って、札幌行きの航空券
        の引換券を手に入れる。2人往復で39200円。後は参加証が届けばいいだけ。

7月02日  今日出場承認証が届く。なにやら色々と難しい事が書いてます。
        メジャー大会を実感する。
        足は昨日も今日も全く不調。不安がよぎる。

7月07日  朝ラン、足の調子を考えて、少しペースを落として走る。何とか走りきれた。
        しばらくはこれ位のペースで・・・・。

7月12日  朝から調子が悪く、午後半休とって帰り寝る。

7月14日  夜中にパジャマがびしょびしょになるほど汗をかいたら、体がすっきりした。
        休養の予定が、やっぱり夕方走ってしまった。

7月17日  先週の疲れもとれて、今週はそれなりに走れる。今は、コツコツでもいいから
        きっちりと走ることかな。

7月20日  右足、少し回復の兆し。と、思ったら今度は左。これはこってる感じ。
        決めた距離を走り切ることが大事と思って走る今日この頃です。

7月26日  今週はホンマに、暑い。しかし、足はそれなりに走れている。
        週末は24時間リレーマラソン。ばてませんように!

7月29日  舞洲24時間もなんとか無事終了。寝不足で日曜がえらい。
        1回目のランでは、暑さに、北海道大丈夫かなと思ったけど
        それ以降は順調に走れた。

8月04日  昨日の飲み疲れか、起きたのは8:30でした。夕方少し走る。昨日の休足が
        が良かったのか、比較的快調。

8月10日  最近、新聞の天気欄の札幌の気温が気になりだす。
        無理をしてもしょうないし、疲れを残さないように練習しよう。

8月12日  昨日は真夏の練習会in明石公園でした。昼間はやっぱり暑い。
        あと2週間。

8月14日  朝ラン再開。しかし20kmがまともに走れない。黄信号点滅?

8月21日  台風接近。ところが、スピードが遅い。昨日くらいからもう来るかと
        思っていたら、これがなかなか。
        思わぬ3連休。おかげで脚はだいぶ軽くなった。

8月24日  最終練習終わり。スーパーランナーズのテストも無事終了。
        あとは26日にスタートラインに立つのみ。

8月25日  昼前の飛行機で札幌へ。女房にとっては、飛行機初体験です。
        伊丹で変衆長さんに会う。
        1時頃新千歳に到着。久しぶりに札幌に居る女房の友達親子と会う。
        明石名産大善の焼き穴子を手渡して、受け付け会場のパークホテルに。
        北海道も暑いけど、爽やかな感じがします。
        ここで、ばったりさこぴーさんや海苔さんらと遭遇。
        受け付けを済ませる。いよいよ明日走るんだと思う。
        はらぺこの体に、ススキノの辺りで、ラーメンを食べる。美味かった!
        あとで聞けば、結構有名な「味の時計台」でした。
        ホテルにチェックインして、少しだけ市内散策。駅の観光センターで、どっさりと
        土産物を買い込む。
        北海道は土地もあるせいか、広さを感じる。札幌市内も、道は広いし、歩道も広いし。
        夕食は女房のおごりで、ホテル内のレストランで。刺身に天麩羅に・・・。
        美味しかった。駅近くのコンビニで明日の朝食を購入して、早めに寝る。
        ところが、10時過ぎにうめこから、神戸で地震があったとメールが入り、12頃
        には、お腹が痛くてトイレに駆けこむし、朝方にはメールも入っていた。
        いつものことながら、旅先では熟睡できない。
8月26日  ほぼ普段通り、6時頃には目覚めて、新聞に目を通す。
        スタートが12時10分なので、マラソン大会にしては、珍しく朝ゆっくりできます。
        BS1で大リーグのマリナーズの試合を観る余裕がありました。
        9時半頃ホテルを出発。コンビニで水分と食料を買って、地下鉄に。
        駅で電車を待っていたら、Toship1さんから、もう会場に着いたとメールが入る。
        ランも早いけど、行くのも早い。
        会場に着いて、携帯で連絡を取りながら、Toship1さんと合流。
        初めてで右も左も判らない私にとって、Toship1さんが居てくれて助かった。
        走快ねっとの多くのメンバーと会う。初めて生で会う人も多数。
        変衆長さん、Toship1さん、弘」さん、海苔さん、かっちゃん、ガヤさん、ひゃくさん
        ぼのの姫、ぬまっちさん、さこぴーさん、あなきしょさん、〇子さん、孫悟空さん、かずさん。
        ここで、女房と別れる。30kmとゴールで会える(?)予定。
        さしてUPもせずにToship1さんと軽くストレッチ。
        競技場内に入る。冬場はスケートリンクとして使われる会場です。
        今朝の朝刊によると最高気温は29度とか。朝オカッチさんからの電話では、関西は雨で気温
        も25〜6度とか。札幌は「いい」天気です。
        12時10分いよいよスタート。競技場内を1周してロードに。
        真駒内の公園を出るまでは、思うように走れない。
        沿道の声援はスゴイ!。
        走り出したものの、最初の5kmがまだかなと感じる。やっと来た5km地点の通貨タイムは
        23分42秒。まずまずのタイムだけど、足取りは重い。給水所では、しっかり、たっぷり水に
        スポーツドリンクを取り捲る。札幌の中心街に出て行く。普段はただ黙々と走るのに
        今日は次の通過地点を気にしている。5kmから10kmは23分44秒。ペースを落とさないと・・。
        右に折れて街の東部を走る。少しの起伏もきになる。最高気温33・9度まであがったらしい。
        関西のような蒸し暑さはないけど、やっぱり暑い。15kmまでは26分7秒。やっとペースが落ち着く。
        しかし、15kmを過ぎた辺りで、漠然とこの走りでは完走出来ないなぁ、と思う。
        タイムはそこそこだけど、脚がスムースに前に出ない。走っていても、走りが重い。
        悪い予感は当たるもんで、15kmから20kmまで、なんと28分56秒もかかっている。
        夏場になってから、そこそこ走ってはいたものの、ロング走が殆ど出来ていないのが、不安材料
        だったけど、その心配が的中してきている感じ。
        もうこの辺りから、給水所で水とスポドリとスポンジをたっぷりたっぷりとる。そして、今どれくらい
        走っているのかも判らなくなってきた。25kmまで34分もかかっている。
        この時点で完走をほぼ諦める。諦めずに前にまえにと走るべきとは思うけど、もう半分以上
        気力も失せている。
        マラソンで最後に大事なのは気力だと思うけど、その気力がない。
        30km地点に女房とその友達が待っているから、なんとしてもそこまでは行こうと思うけれど
        脚が本当に前にでない。沿道の私設エイドのおじさんにたっぷり水をかけてもらい、沿道で
        応援してくれている人に、「今、何処?」「もう、あかん」なんてことを言いながら、歩きがでだす。
        歩くことはあっても、沿道の人たちと「会話」するなんてことは今までなかった。
        同じように歩き出した若い人が横に。「しんどいなぁ」と話しかけるも、反応なし。
        監察の車が後ろから迫ってくる。歩きがふえる度に、車がだんだんと大きくなってくる。
        遂に横に来る。慌てて走るものの、また、すぐに歩きがでる。5kmがこんなに長かったのかと
        思った。29km手前で遂にタイムアップ。道路規制が解除され、我々は歩道に。
        悔しい。実力不足とは言え、初めてのリタイアー。30km地点まで歩いて行く事にする。
        周囲の何人かも、「私も」となり、30km地点に向かう。しかし、残念ながら2人とは会えず。
        それにしても、ものすごい人。収容バスに乗り込む。水をもらって、席につく。なんとも言えない
        虚脱感。支給された毛布が妙に温かい。
        たまたま隣り合わせた函館から来た人としばし歓談。
        中島公園に着く頃に、雨が降り出す。涙雨じゃ-----!
        バスから降りると、胸に完走メダルをかけた人が通りすぎて行く。辛い。無念。
        チップを返し、参加賞のTシャツをもらって、一息。変衆長さんと会って、空元気で
        「バスに乗ったよ-!」と言ったら、な、なんと変衆長さんも体調が悪くて途中でリタイアー
        したとか。完走した人、リタイアーした人、ともども会ったけど、サブ3を狙おうかという
        人も3時間30余りでゴールしている状況も見ると、ベストが3時間40分ほどの私にとっては
        実力不足かなと思った。
        今年になって結構走り込んできたけど、夏場は距離を稼いだだけの走りだった。
        ロング走をしていない不安が現実のものとなってしまった。
        暑さに弱い私には、今夏の最高気温を記録した今日は、辛かった。
        レース後、Toship1さんとこでシャワーをよばれたりしながら、色々話をしましたが
        やっぱり、ロング走は必要だったと痛感した。
        来年のリベンジに向けて、ただ走るだけの練習から、もう1歩レベルアップした
        メニューで頑張らねば・・・・・。
        フェアーウエルパーティーでは千葉選手や佐々選手を真近に見ることができました。
        走快ねっとのアフターも大勢の人出でした。
        2次会は遠慮して、ホテルに戻ったけど、来年は完走して大騒ぎしたい。

8月27日  完走していないからか、はたまた、いつもの習慣か、6時頃には目覚めていた。
        女房は昨日友達と私の応援のあと、ススキノで飲んで帰ってきました。
        今朝は雨。気温は23度。なんと、皮肉な・・・・。これが昨日だったら。
        観光予定もないし、ゆっくりと駅の茶点でモーニング。
        シャトルバスで早めに千歳に向かう。
        2時過ぎの飛行機で帰路につく。伊丹に降り立つと、関西特有のあの
        暑さがまっていました。

フルは甘くないです。夏のレースは厳しい。万全の状態で臨まなければ、完走なんか
出来ないと思った。
1年間頑張って、来年こそ絶対にリベンジしたる!
        



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