太山寺

神戸市には国宝に指定されている建築物が一つしかない。
それが、文化財の宝庫として名高い、太山寺本堂。
寺伝によれば、藤原鎌足の発願によりその長子・定恵上人が開創、孫の宇合が堂塔伽藍
を建立した古刹。
奈良時代には元正天皇の勅願寺となり、その後も後白河、後宇多、崇光天皇などの行幸を
伝える。
鎌倉から室町時代にかけては寺勢おおいに高まり、多数の僧兵を擁して盛時には塔頭41坊
を数えたという。
現在では、、本堂などの建造物をはじめ、仏像などの仏教美術、古文書、武具類、原生林等に
至るまで、緑豊かな境内は指定文化財の宝庫として名高い。
また、塔頭寺院のひとつ安養院には、神戸には数少ない本格的な枯山水庭園があり、国の名勝
に指定されている。


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