白鶴美術館

東灘区役所の東を南北に流れる住吉川の河川敷は水辺の散策路として
整備され「清流の道」の名で親しまれていますが、その清流の道の最上流部
にあるのが白鶴美術館。
白鶴酒造７代目嘉納治兵衛が昭和６年に設立、９年に開設した私立美術館の先駆け。
国宝・重分クラスの多くの美術品を所蔵し、市内屈指の文化財の宝庫として名高い。
下から見ると、山肌に石組堰堤と鶯色の銅葺屋根の建物が映えて、城郭を思わせる
佇まい。
収蔵品の中では、青銅・銀器、陶磁器をはじめとする中国古美術や奈良・平安から
江戸に至る絵巻や屏風絵、襖絵、掛軸などの日本画が名高いが、新館のオリエント絨毯
のコレクションも貴重なもので、見応えがある。


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