外国人墓地

再度公園の北に隣接する外国人墓地は、もとは居留地近くの旧生田川河口の小野浜や
春日野に設けられていたもの。
小野浜の地は後に神戸のビジネスセンターの中心となり神聖にして静かに眠る霊の眠る
ところとしてふさわしくなくなったので、各国関係政府の承諾を得て、修法ヶ原へ移転。
春日野墓地も水害や戦災などを経て移転を余儀なくされ、戦後の昭和29年、36年に
相次いで修法ヶ原の現地に改葬された。
平成8年現在の埋葬者は56ヶ国2500名で宗教も20以上を数える。
外国人は火葬しないから全て土葬である。
関係者以外の立ち入りは禁止されているが、一般公開区域の展望所から、国や宗教ごとに
区画された墓苑の様子を目にすることが出きる。
明治以来神戸を愛し、異国の地に骨を埋めた人々の霊が安らかに眠る修法の地。
国際都市神戸のひとつのルーツとも言える風景。

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