馬頭観音

馬頭観音像は馬などの家畜や動物の守護本尊として知られています。
昭和8年に建立されたこの仏像は、当時の住職が重い荷を引いて坂道で
難渋する馬を目にして発願したもの。
頭上に馬頭を戴く四面八臂、走馬の背に立ち火炎を背負う像姿は、災難に
遭った動物たちを一刻も早く救おうとする願いの象徴。
憤怒の相は罪なき動物たちに仇なすものに向けられる。
また、観音像の背後にある石積みの愛馬供養塔には、テンポイントなど往年の
名馬をはじめ多くの競走馬のたてがみが奉納されている。
毎年1月18日の初馬頭観音祭には乗馬関係者をはじめペットの健康祈願や
追善供養に訪れる人で賑わう。


戻る

inserted by FC2 system