安芸太田しわいマラソン

            2011.09.18

広島県の大会を検索

ありそうでなかなかピッタリくるものがなくて

かきマラソンも良かったけど、今回は時期的にパス

ベイマラソンは神戸とダブルブッキングとなるので断念

小まめに調べていてヒットしたのがこの大会

村岡に行かなくなって9月は空いてたし

去年から始まった手作り感のありそうな大会だったので

 

3月頃に、まだ早いけど宿だけでも、と思って

受付&前夜祭の場所となる宿を取ろうとしたら

その日だけ既に予約で一杯

公共的な宿で値段も安いし、去年参加の人は早々と確保していたのでしょうかね

仕方なく、スタート&ゴールに近いホテルに電話をして予約

 

北海道を走り終えてからも、相変わらず調子は上がらず

テンションも低いまま本番を迎えることになった

 

広島なので疲れも考えて当初は後泊の予定だったけれど

宿泊代、安くないし翌日が休日なので当日帰宅に変更

最悪、休憩しながら朝までに戻ればいいや、と考えて・・・

 

金曜日に荷物を作り、土曜日は普段通りに起きて7時頃に出発

第二神明、播但道を経て中国道をひたすら西へ

4時間ほどで到着

近くに「三段峡」があるので、戸河内ICで降りて少し観光

川沿いの散策路を往復1時間ほどかけて歩いたけど

誰ともすれ違わなかった

雨は降ったり止んだり

 

受付に行く前に途中のコンビニで朝食用と晩の予備の食糧を調達

2時前に受付会場となる「川・森・文化・交流センター」に到着

受付を済ませて、今度は温井ダムへ

日本で2番目に大きなアーチ式ダムだそうです

その後、ホテルにチェックイン

部屋は広々ツインでした^^

 

北海道に行っている時に、ホテルから電話があり

(前夜祭で食事が足らなかったら困るので夕食を頼んでいたけれど)

前夜祭があるし、他の皆さんは頼んでいないようだし

足らないと考えたら、コンビニで買うようですと言われ、夕食はキャンセル

なかなか良心的ですよね(売り上げ、減るのに・・・)

普通の会席料理で5千円ほどアップだったから

朝食も時間が早くて用意できないらしい

 

4時過ぎにホテルからシャトルバスで前夜祭会場(受付会場)へ

神楽があったり、八岐大蛇も見せてもらった

 

7時半頃にはホテルに戻り、風呂にも入らずに早々と床に就く

 

3時半起床、あたりは真っ暗

サンドとおにぎりで朝食を摂り、トイレや洗面も済ませて

4時半頃、500mほど先のスタート地点に向かう

雨は小雨状態

 

定員は300名で今回の応募者は320名

1/3が県外で、2/3が県内からの参加者

ほんとうにこじんまりとした大会です

ペースによっては、コース上でぽつんと一人になりそうな予感

 

計測用のアンクルバンドを足首につけて

5時半スタート

雨は霧雨程度で、多分止むでしょう、とのこと

 

距離は88km、制限時間は13時間

最高地点は42km付近の993m、最低地点は78km付近の139m

高低差は854mで、前半は上り基調

目標はあってないようなもので、完走できれば良しとするだけです

コースは大雑把に言えば半時計周りに町内をぐるっと一周

 

スタートしていきなり上り

アップをしていないせいもあるけれど、こんなに走れなかった?と思うほど

最初の5kmほどで上って上って一気に下ってを2回繰り返す

勾配がかなりきついので、かなり堪える

下りでふと後ろを振り向くと思うほど人がいない!えぇ〜

最後まで持つかなぁ、と早くも弱気になってきた

珍しく「リタイア」の文字が頭をよぎった

長めの下りが終わったと思ったら、10km付近から今度は砂利道が続く

この頃には、雨は止んでいた

砂利道は苦手なのでケガをしないように足元をしっかり見ながら慎重に走る

砂利道が終わった所にスタッフのおじさんがいて

「188(番)???くらい」と教えてくれる

25km付近の最初のピーク(820m)まで、延々と上りが続く

急勾配の上りもなんとかしのいできた

なんとかなるんやない、なんて気軽に考えていたけれど

走れば走るほど、このコース、本当に「しわい(厳しい)」と思った

上りもきついけれど、下りもかなりきつい

一気に下る、と言う形容がぴったり

2番目のピークは餅ノ木峠で770m

この間の道程はかなりきつくて

完「走」は早くもなくなり、歩きが入る

折角上ってきたから、このまま上りたいけど

100mほど又一気に下って、最高地点の内黒峠を目指す

この上りが、きつい!

川が流れ渓流となっていて、時折林間コースも現れて

景色には癒されるけれど

脚には過酷なコースです

近くの山は冬場はスキー場として賑うようです

上りが見えなくなった時には、もう嬉しくて嬉しくて・・・

ここまでで5時間20分ほど、時間かかってますネ

スタッフの方に記念写真を撮っていただく

ここから、またまた一気に下る

8km足らずで、600mほどを駆け下りる

走る力はまだあるけれど、一気に駆け下りると

後で疲れが来るので、ゆっくり降りる

踏ん張りながら降りると負担がかかるので

ペースを落として、できるだけ普通の走り方で降りるようにしたつもり

下りきった所は、昨日観光した三段峡入口

レストステーションがあったけれど、荷物は預けなかったので

普通にエイド休憩だけして先を急ぐ

昨日車で走った道を戸河内ICあたりまで行く

エイドは3〜4kmくらいの間隔であって

食べ物があるエイドも9ヶ所あるけれど

どこともほぼ同じものばかり

ただ殆どのエイドにコーラがあったのは助かった

66kmのエイドだったかな、手作りの茶碗でお茶をよばれました

その先のエイドではソーメンが美味しかったですね

今回、ウルトラにしては珍しく4回もトイレに行き、一回は「大」でした

コーラを飲みすぎたかな?

三段峡を過ぎると町並みが現われて、時折私設エイドがあった

そこで、おばさんが、がんばってねぇ〜、と

ハイと応えたら

あの山、上るからね!と後ろに見える小高い山を指差す

うそ!と言うと、ほんと!と

後半にも大小3ヶ所の上りがあった

それも、ゆるくない上りです

数人で井仁の棚田を目指す上りの途中

巡回している大会の車から

「がんばってねぇ〜」と言われたので

もう上りはこれで最後!って聞いたら

まだあるよぉ〜、っ嬉しそうな声^^

うっそぉ〜、いじめやぁ〜と叫んでしまった

井仁の棚田からの下りは、もう殆ど走れなかった

勾配がきついし、太ももの前が張ってくるし

ゆっくり走って、歩いて、時には逆向きでも降りた

歩きが徐々に増えるにしたがって、関門が気になりだした

当初の予定はどんどん下方修正されていって

時間内にゴールできればいい、に変わっていった

コース上、唯一の折り返し区間となる竜頭峡への道では

お互いにエールを送って励ましあった

70kmを過ぎて、疲れた頭で計算を始める

残り全部を歩いても大丈夫、となる所まではなんとか頑張らねば

70km地点で、残り18kmで残り時間4時間ほど

もう少し先まで頑張らないと、ちょっと厳しい

78kmのエイドで同じような事を考えている人がいて

81kmと85kmの関門時間を書いたメモを持っていた

汗で消えそうになっていたけれど、81kmが5時半、85kmが6時

で、78km地点で4時くらい

なんとかなりそう^^

しばらすると、街中に入る

それまでの沿道でもそうだったけれど

住民に参加リストが配られていて

エイドだと遠くから、○○さ〜ん、がんばってぇ、と大きな声援をくれるし

それ以外の所でも、軒先などで、名簿片手に、応援してくれる

ほんとうに、ありがたいですね

街中では、大好きなスイカが用意されてて、遠慮なくいただきました

81kmの関門を過ぎた時点で、残り2時間ほど

もう歩いても大丈夫^^

それでも、85kmの関門までは歩いたり走ったり

平坦な部分なら、まだ走れます

85kmの関門からは、ほぼ完璧に歩き

そして、いよいよダムが目の前に現われた

ダム脇の階段上りの始まりです

全部で481段(しわい)

脚が上がるか心配でしたが、意外とすんなりと一気に上れました

でも、上ってもまたそこからゴールまで1kmほどあります

しかも、一応「上り」です

最後の最後まで「しわい」コースです

一時は諦めかかったけれど、なんとか時間内にゴールできました

正直、これほど厳しいコースとは予想していなかった

村岡に匹敵するコースです

〜 10km 1:08:44

〜 20km 1:08:55

〜 30km 1:19:05

〜 40km 1:27:16

〜 50km 1:21:13

〜 60km 1:23:42

〜 70km 1:36:22

〜 80km 1:28:50

〜 ゴール  1:17:10

トータル 12:11:21

 

完走証をもらって、荷物を受け取って

ホテルに戻って、入浴券で大浴場に入り、汗と疲れを落す

風呂に入る頃から、早くも筋肉痛が・・・・

 

6時半頃に出発、途中3回休憩して11時過ぎに無事に帰宅

往復約700kmはやっぱりきついですね

 

もう少し走れるかと思っていたけれど

やっぱり練習量が落ちてるし、体調もよくないし

かなり厳しいランでした

ウルトラは好きやけど、体にはちょっときついかな・・・

 

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