チャレンジ磐梯吾妻スカイライン

               2010.05.23

福島県での大会を探していて

当初は別の大会を検討していたけれど

ラン友の意見等も参考にしてこちらに変更

高低差は今までで最高となる1500mですが

66kmで10時間なのでなんとかなると言う甘〜い考えでエントリー

 

スタート、ゴールに近く懇親会も開かれる旅館に予約を入れる

夕食付きで1万2千円弱だって!

他を当たりかけたけど、温泉旅館はどことも高く似たような金額

参加料がやや割安(8千円)なので差し引きチャラ?と考え

利便性も考慮して最初の旅館に決定

 

「足」は便数も多く交通の便のいい仙台空港経由にする

福島まで在来線で1時間ちょいですから近い

 

4月後半から連休あたりにかけて

どうやら右脚を痛めたようで思うように走れない

1時間ほど走っても翌日は痛みが出る有様

火曜日に11km走ってからひたすら休養に努める

 

5月とは言え、東北だし、標高は1700mほどもあるので

ウエアの選定にちょっと思案してしまう

寒い辛抱は辛いので、ロングスパッツに長袖Tシャツにして

ウインドブレーカーを腰に巻くことにした

 

少し早めに起きて、食事やトイレ等を済ませ6時過ぎに家を出る

駅前のコンビニで朝食用のパンを買い求める

今回は空港までバス利用を止めて電車とモノレールに変更した

電車は時間が読めるから楽ですね

9時の飛行機で出発し12時過ぎに福島駅に到着

思っていた以上に暑い!

昼食を摂り少しだけ街を散策したあと

朝食用におにぎり(2個で156円!)を買い求めた後

駅前から、14時発の温泉協会の送迎バスで会場の土湯温泉へ

乗っているのは皆ランナーばっかし

車窓前方に山が見える、あれを上るんだろうな?と

そして山の所々に雪が残っている・・・・・

 

30分弱で着いて、チェックインを済ませて、ロビーでランの受付けを済ませる

事務局の方と少しお話をする

山の上はそれほど寒くはないようで、冷えれば簡易カッパを渡すとか

それを聞いて当初の予定通りのウエアに決定(他はないし^^)

 

部屋に荷物を置いて、温泉街を少し散策

小さな町で、ちょっと寂れた感じかな・・・・

部屋からの眺めは最上階と言うこともあってなかなかいい

テレビを観たり、明日の用意をしたりして時間を潰し

6時から大広間で夕食

こんな感じで食事を摂るのは随分と久しぶりです

値段が値段だけに料理もまずまず・・・・

 

朝が早かったし、することもないので7時前に就寝

12時頃に一度目が覚めてその後はとろとろと寝ていて

最後は3時半にセットしたアラームで起きた

パンとおにぎりと参加賞でもらった水で朝食

昨日何回もトイレに行ったせいか、不調

走る格好になって、荷物を持ってすぐ隣のスタート会場へ

このコンパクトな感じがいいですね

ここで、スタッフのIさんと超久しぶりの再会

もうすでに空はかなり明るい

参加人数は149名、リピーターが多いようです

4名の女性が4時半にアーリースタート

簡単な説明のあと、スタートラインの場所に移動

ここもすぐ隣りで、道路のコンクリートとアスファルトで路面の

色が変わっているところがスタートライン、面白い^^

 

福島市のマスコット「ももりん」も並んで

いきなり5秒前のカウントが始まって、会長の肉声で

スタート!と発したのを合図に5時に出発

このゆるゆる加減、いいですね

 

今回は調子が調子だけに、ゴールに辿り着けたらOKと言う感じ

タイム的にも制限が10時間なので半時間くらい前に帰れたら・・・と

 

スタート地点の標高は460mで

最初は福島市街方面に向かって下っていく

くだった分だけ、余分に上ることになるから

嬉しいような悲しいような・・・・

昨日バスで走った所を下っていく

腱鞘炎の左手、だいぶ回復してきたけれど

すこしでも冷やさないようにと、左にだけ手袋を2枚重ねにする

エイド以外で途中の距離表示はないので

どこで給水・トイレがあるかを明記したパンフを携行して

それと自分のペースを考えながら距離を推測

11kmほど走って、コースの最低地点(134m)に到達

ここを左折して、いよいよ上りが始まる

延々と25kmほど、その間に1500mほど上る

最初の4,5kmはそれほどでもなく、 mほど上るだけ

脚もまだ元気なのでそこそこのペースで上れたけれど

15km過ぎから、最初の「難所」が始まる

4kmほどで400mほど上る

上るに連れてスピードは落ちてくるし

徐々に霧がかかってきた

スタート前に山頂付近で噴煙活動が活発なので

もしかすると頂上付近一部車移動となるかも、と言われていた

霧はだんだんと深くなってきて、行きかう車も見えにくい

19km手前で辛抱できずに、本日最初の歩きが入る

50mほど歩いて再び、走りの「格好」に・・・・

19.4kmのエイドに到着、標高700m

エイドはそこそこの地点に設置されていて

それ以外にも、移動給水車がいて、あちこちで随時給水してくれるので助かる

 

坂を上りだして、改めて

距離も66kmやし、制限10時間やし

1500m上る言うても、まぁなんとかなるやろう、と思っていたけど

これほどきついとは、正直、考えが甘かったなぁ〜

 

浄土平に9時半までに着けば、吾妻子富士を1周できるので

それを目標に走る

心配していた右脚裏、幸いにも今日は音なしの構えでやれやれ

このまま、ずっと大人しくしていて、と願う

ヘアピンカーブになるとぐっと勾配がきつくて

それ以外の所ではまぁまぁと言うパターンが読めてきて

きついところは歩きと決めてそれ以外はそれなりに走る

その逆バージョンもありますが・・・・

24.3km地点に到達、標高1010m

まだ霧がかかっているけれど、山頂付近は晴れているとか

景色も楽しみのひとつだけに、一安心

あと10kmで山頂で〜す!、ず〜っと上りで〜す!

とスタッフににこやかに見送られて浄土平を目指す

ここからが遠かった

すっかり脚に余裕もなくなり歩いたり走ったり歩いたり、状態

浄土平が近づいてくると視界もよくなってきた

硫黄の匂いがする

目の前には雪が残る山々が広がり、眼下には雄大な山の景色が・・・

疲れがちょっと癒される

4月にはまだ4mほどの雪があったとか・・・

臨時エイドで、あと1.5kmで浄土平で〜す、温かいものもありますよぉ〜

と言う声に見送られて、頂上を目指す

でも・・・距離は2.5kmの間違いやでぇ〜、と心の中で^^

浄土平に向けて目の前に九十九折で上っていく道が見える

時間は間に合いそうだし、下りの為に体力温存の意味もあって

しばらくはもっぱら歩き

それにしても風の強いこと!ゼッケンが飛ばされそう

ようやくの思いで到着した浄土平、標高1570m

あったかぁい味噌汁をいただき、他にもパイナップルやお稲荷さんも食べる

強風の為、吾妻子富士1周は取り止めになったとか

ここからは下り

30kmほどで5時間ほど、ちょっと心に余裕が・・・・

スカイライン有料道路を走っているけれど

路面の片隅に100m毎に数字が書かれていて

それで距離感が判り助かるし、進む励みにもなる

しばらく行くと、路面に道路最高地点の表示が!1622mでした

下り一辺倒かと思っていたら時折り微妙な上りが現れてくる

前半とは比べようのない楽な勾配ですが

下りだぁ〜、と思い込んでいる身にはちょっと辛い坂

エイドの度にきちんと給水・給食を摂っていたのに

下りかけてすぐに、脚が攣り加減になる

走るのを止めて、少し歩いて足を休めると収まる

2、3回、そんな状態が現れたけど

無理せず歩きに変更したからか、途中から出なくなった

気持ちよく下れると思っていたけれど

前半、ちょっと頑張って走りすぎたのか

太ももの前が痛くなってきて、きつめ目の下りがちょっと辛い

スピードを出すつもりはないから、ゆっくりで丁度いいかも

40km付近のエイドで

トップはもう少ししたらゴールするらしいですねと聞くと

8時半過ぎにここを通過したとか・・・・・

その頃、自分はどこだっけ?と考えてしまった

人数が少ないだけに時折り前後に人影がなくなると

寂しくなるし、コース合ってるよな!と思ってしまう

エイドのスタッフは、ほんと皆さん優しくて親切

厳しいコースなだけに、スタッフの心遣いが嬉しい

脚が痛いし、タイム的にも、余裕があるので

無理して走ると言う気持ちは薄くて、歩きが増える

下りに強いランナーは元気よく走り抜けていく

50km付近に到着

あと10マイルですよ!と笑顔で言われると

なんか走れそうな気になるから不思議です

下りは楽やけど、下ってばかりはちょっとしんどいですね

公式エイド地点には幟がたっているから

遠くにそれが見えるとあぁ休憩できると・・・

先を急ぐわけでもないから飲んで食べて少し話してると

気分転換になるし脚にも適度の休養になる

残り10kmほどの地点に到着

ここから旧道に入って行く

残り10km、その時点で7時間ちょい

残り全部歩いても9時間ほどかぁ・・・・

で、ここから旧道出口まで、ひたすら歩いた

歩くといっても、スピードはそこそこ、でも、脚の疲れ具合は全然違う

旧道出口からもひたすら歩くつもりでいたけれど

周りのランナーが最後のがんばりを見せているのを見ると

やっぱり走ろうと言う気になってきた

と言ってもきつめの下りは脚が拒否するので

緩めの下りだけを走る

細い道から国道に出て、いよいよ残り2.4km

ゴールが近づくと、大会の幟が見えてくるはずだから

それを目標に走る、走る

長い!、まだか!

緩〜い左カーブを過ぎたら、見えたぁ、幟が!

ゴールテープを張って待ってくれていたけれど

そのシーンを写真に収めて、両手を挙げてゴール

あずま総合体育館  6.9km  41:26

高湯街道入口   11.3km  26:44 1:08:10

信夫温泉前    15.1km  27:32 1:35:42

玉子湯      19.4km  43:37 2:19:20

吾妻ロッジ    24.3km  36:47 2:56:07

不動沢      27.4km  26:55 3:23:03

浄土平       34.0km 1:02:47 4:25:51

双竜の辻     40.6km  50:41 5:16:32

土湯峠      49.2km  58:15 6:14:40

旧道入口     55.6km  53:09 7:07:57

旧道出口     61.1km  45:31 7:53:28

ゴール      66.0km  39:33 8:33:02

 

区間タイムはかなりアバウトです(押し忘れが度々で・・・)

 

心配していた雨は途中ぱらっとしただけで済んだし

脚も筋肉痛だけで右脚は今の所大丈夫、やれやれ

 

ゴール地点にはたこ焼きやらお好み焼き、おにぎり、果物等々

ほんと至れり尽くせりの感じです

荷物を受け取って、湯の宿「樹泉」に向かい

ゆっくりと湯につかり、疲れと汗を流す

ロビーにて休憩のあと、3時半から観山荘にて懇親会

ビールが旨い!食事もそこそこいただき、赤ワインも一杯

桃の抽選会、遠方から来ていると言うこともあってか

優先的に当てていただき、恐縮してしまう

人見知りするので、なかなかすぐに友達ができにくいんですが

会場で何人かとお話をさせてもらい、帰りの送迎バスの中でも

一気に話が盛り上がって、秋の弘前での再会を約束しました

 

新幹線で仙台に出てそこから空港アクセス線にのって仙台空港に

伊丹はかなりの雨だったらしいけど

予定通り7時過ぎに離陸し、到着も少し遅れただけで済んでヤレヤレ

10時半頃家に到着

 

コースは厳しかったけれど、又行ってみたいと思う大会でした

 

戻る

inserted by FC2 system