奥武蔵ウルトラマラソン

           2009.08.02

関東のラン友から、いいよと言われ誘われたから

埼玉県の大会に出たことが無かったから

参加を決めた理由はこれでした

出ると決めたものののんびり構えていて

エントリーは遅くてその1週間後には定員に達して締め切られた

宿も電話予約して、参加料も払い込み、行きの飛行機も手配して準備完了

 

参加を決めたものの、夏場に走りこんだ最長距離は50km

夏の、しかも、8月に山を上って下りてくるウルトラに

時間の経過と共に徐々に不安が・・・・・

ただ、勝手なもんで、100kmとなるとちょっと構えたりしますが

77kmとなると、正直なんとかなるんちゃう、と思ってしまう

自分でも、甘いなぁと判っていても・・・・

 

7月は大会を入れずに、これと月末の北海道マラソンに向けて

じっくりしっかり走りこむつもりだったけれど

疲れが取れにくくて、なかなか思うようには走れない

それでも、去年に比べたらかなりましでした

ただ、欲を言えばもう少し長めの距離を1,2本走りたかった

 

金曜日、職場仲間の懇親会をお断りして、家でゆっくり過ごす

荷物を準備するけれど、ほんと、荷物が小さい

今回、ウルトラなんですが、それ用に特になにも用意はしなかった

 

土曜日、早目に昼を済ませて、予定より少し早めに出発

伊丹で時間をつぶす

朝トイレを済ませたのに、ここでまたトイレ

おなかの調子が、ちょっとよくないかも

4時前に羽田に着いて、「お得」切符を買って、モノレールとJRを乗り継いで池袋へ

ここから、西武鉄道に初めて乗って、今夜の宿泊地飯能へ

家並みが途切れ緑が増えて一山?こして忽然と飯能の町が見えてきた

6時過ぎだったので、駅前を少し歩きながら夕食の店を探す

普通にごはんモノを食べたかったけれど、居酒屋ばかりで

結局、COCO壱番に入ってカレーを食べる

初めて入りました

隣に座った人はよく来るみたいで

あれとこれとトッピングして、これつけて、甘口何gなんて言ってました

注文を受けてから作るようですね

食後は近くのコンビニに寄って、食料と飲み物を調達

ホテルは駅からすぐの場所にありました

当日受付なので特に用意をすることもなく

しばらくはテレビを観ていたけれど、8時半頃就寝モードに

ここでびっくり

ベッドに横になっていたらいびきが聞こえる!隣室の

壁が薄いんかなぁ、こんなの初めてかも

 

3時半にセットしたアラームで目覚める

ランナー用に今朝は4時から朝食を用意してくれていた

店の人が、今日は28度まで上がるそうですから、気をつけてください、と

ランナー、結構泊まっていた

部屋に戻って身支度をして、洗面洗顔して、トイレに行くも不調

4時半過ぎにホテルをチェックアウトして、JR東飯能駅へ

電車の時間が迫るにつれて、ランナーが続々と現れる

5時19分の始発電車に乗り高麗川駅で乗り換え毛呂駅へ

シャトルバスを待って列に並んだけれど、人が多いし時間もあるし

歩き出す人もいたので、ちょっと迷ったけれど

2kmほどだったので後に着いて歩きで行くことに

東京から前泊したと言うカップルと少し話しをしながら

歩いているうちに会場に着いてしまった

受付を済ませ、更衣のために体育館へ

上着にゼッケンを着けて、下は着込んできてたので

帽子をかぶり、ウエストポーチを着けて、会場に出る

ラン友3名とも無事会えて、会場内をぐるっと廻ってみたけれど

関西から来ている某女性は見つけられず

 

夏のウルトラですから、日はすっかりあがっている

今日は今のところ、曇りがちの天気

走るには、絶好のコンディションと言えます

雨でも降ってくれたら、もっとありがたい

 

7時スタート

今回の予定は特になし

ただ、制限時間ギリギリだと最終の新幹線に間に合わないので

出来れば10時間くらいで帰ってこれたら、と

折り返しまでなんとかそこそこのタイムで行けたら

帰りは下りなので、もしかしたら・・・・と

スタートしてしばらくは家並みも見えましたがすぐに少しだけ山間に入る

最初の15kmほどは、本格的な山行きの前に

盲腸のようなコースを、ぐるっと1周します

この間にもそれなりのアップダウンが待ち受けています

まぁ小手調べというところでしょうか

最初のエイドで、水、スポドリ、コーラをそれぞれ1杯しっかり飲んだ

この大会のスポドリ、珍しく、「ムサシ」でした

隠岐の島以来です

私は苦にすることなく飲みますが苦手な人も多いみたい

体の回復が早いんですよね、確か

でも、私はコーラ優先でしたから、あまり期待できませんね

走り出してしばらくすると、ポツリ、ポツリと雨が落ちてきた

盲腸のようなコースを走り終えて

いよいよ山に向かいます

すぐに見えてきたのが鎌北湖

左にそれを見ながら優雅に、と言いたいところですが

ここが最初の急坂、あと折り返し手前にもあるとか

あとはそれほどきつくないそうですが・・・・

雨は霧雨から小雨状態になり、本降りではないけれど止みそうにもない

日が照ってるよりは、ありがたい

カッパは敢えて用意しなかった

雨が体に当たっても、冷たいと言うことはないし

むしろ、適度に体を冷やしてくれる感じ

エイドは約3km毎に設置されている

往復コースなので、行きと帰りと2回立ち寄ることになる

飲み物は、水、スポドリ、コーラ、お茶、ジュース、午後の紅茶等々

食べ物は、キューリ、トマト、スイカ、キウイ、メロン、ケーキ、おにぎり

ソーメン、冷やしぜんざい、梅干、バナナ、パン等々

かなり充実してます

「金麦」もありましたねぇ〜^^

折り返しまでは上りとは言え、時折り下りが出てくる

それも、長かったり、きつかったり

もう、要らんから、上りばっかりでええから、と心の中で叫びながら走ってました

雨が降ってきて、霧が立ち込めたようになってきて

展望がひらける所に来ても、景色は皆目見えない

上り基調なので、タイム的には7分くらいで行けたらと予想したけど

山に入ってからは、ほぼほぼ7分以内で走れている

脚の調子は、まぁまぁと言ったところ

ただ、どこまで行っても上りが続くせいか

次の5kmが長く遠く感じられる

折り返しは45kmと思っていたけれど

途中で復路の距離表示から逆算すると、もう少し先の感じがしてきた

ウエストポーチに入れたデジカメ、今の所雨には濡れていない

雨だし、景色は期待できないしで、枚数が増えません

37km付近でトップランナーとすれ違った

元気そう、速いぃ〜、当たり前か!

しばらくすると、伊奈いいさんの奥さんが来た

女性の2番手、○○さんがんばれぇ、と声援を送る

このコースは練習にもよく使われるようで

走りながら声援を送ってくれる人たちもいた

そして、この前後で、むこうから

がんばれぇ〜、と声援しながら走ってくる女性ランナー

ありがとう、と言ったものの

う?見覚えのある顔?あっ、あっ○さんや!

と気がついた時はもう時既に遅し、でした

すいません、折角応援していただきながら・・・・

 

40kmを過ぎたあたりから、腰が少し重くなってきた

ただ、脚はまだ順調に前にでているので走れそう

 

45kmの通過タイム、ほぼほぼ予想の上限

後半に思わず期待しそうになるけれど

上りもあるし、疲れもでるし、自重せんと・・・・

 

45kmを過ぎると、もうすぐ折り返しですよ、と

「もうすぐ」・・・ランナーのもうすぐは?

1kmはあるかな、と思いながら走る

1kmほど走った頃、折り返しはすぐそこですよ!

「すぐそこ」・・・まさか、1kmはないと思うけど、まだ先?

と思っていたら、ほんとにすぐそこでした^^

エイドで一息入れて、折り返す

噂のバニーガールはスポーツビキニスタイルでしたね

 

残り32km、下り基調になって順調に走ってはいるけれど

思うようにスピードは出ないし

いや、いつものように慎重に走っていると言うのが正解かな

そして、たまに現れる上りになると

ガクンとスピードが落ちる

少しはスプリットタイムが上がるかと考えていたけど

思うほどではないですね

徐々に脚に張りを覚えだす

上りの時に、要らんと思っていた下り、今度は上りとなって

現れるのですが、何故か、またかぁ、と言うほどのイメージがない

決して走れてるわけではありませんが・・・

 

しばらく走っていると、知り合いのランナーと次々と出合った

わかちゃんが来ていたとは知らなかった、びっくり

折り返しコースなのでランナーの多くがお互いに声を掛ける

私もガンバァ、ファイト〜と言いながらすれ違う

 

55kmあたりからは上ってくる人は殆ど居なくなった

 

雨が降っていると言え、給水はしっかり摂って

エイドは全て立ち寄って水分と固形物を必ず摂った

おかげで?途中トイレに計4回行きました^^

エイドでの滞在時間、後半はちょっと長め

 

後半になっても雨は降り続き

一瞬止んだ時もあったけれど、時折り雨脚が強くなったりで

最後まで止むことはなかった

 

雨が降り続くので、コース上では所々水溜りができてしまっていて

バシャバシャと水の中を走ることが何度かあった

雨が降り続き、霧がかかり、前方はかすんで見えるし

メガネは半分曇ったような状態になって、視界はちょっと悪い

 

携行したデジカメ、写すのを諦めてレジ袋の中に

財布や携帯と一緒にしまう

と言うわけで、ラスト2時間ほどは写真がありません

 

今回も密かに「完」走を狙っていた

歩きたい誘惑を断ち切りながら、前へ前へと進んだけれど

脚は限界に近づきつつあった

脚の張りで60kmを過ぎた頃から

下りが段々と思うように走れなくなってきた

 

70km地点で立ち止まった

ここで

タイム的には完走は出来そうだし

新幹線にも間に合いそうとなってきたので

目の前に見える上りを見て、「完」走を諦め、歩く

坂はおそらくこれが最後だと思うので、ピークまで歩く

1kmはなかったかな

次のエイドで残り5kmですと言われた

そして、目の前に見えるコースはきつい下り

脚の張りは、休養すれば収まると思うものの

もしものこともあるし、月末には北海道が控えてるし

ここで無理して走ることもないと考えて

歩いて下ることにした、と言ってもそこそこの速さです

ただ、歩くのと走るのでは脚への負担が全然違うから楽です

坂を下りきって、最後のエイドで残り2.3kmと言われた

ここからはゆる〜い下りが続くので

それくらいの勾配なら何とか走れるし

最後のがんばり、と言う意味合いもあって、ペースを上げて走った

最後の7km、歩きもありながら、52分ほどですから

ラストは6分は切っていたかもしれませんね

 

9時間はなんとか切ってゴール

完走証をもらって体育館で着替える

デジカメと携帯、水に一部濡れていたけど無事に作動して一安心

濡れた体を拭き、それ用のウエットティシュで体をふいて汗の匂いを取り

濡れた床面をタオルでふき取って、体育館をあとにし

会場でうどんを一杯よばれて、4時半のシャトルバスで

今度は東武鉄道の東毛呂駅へ

ここから電車を乗り継いで東京へ

電車の接続が良くて、6時15分には新幹線当日指定券の窓口でした

滞在時間26時間強の関東遠征でした

 

雨が降ってなくて、晴れていたら

私にはかなり厳しいレースになっていたように思う

ほんと、天気に恵まれましたが

夏場に77kmも走れたのは、一つの自信になりました

 

〜 5km   28:59

〜15km 1:01:27

〜20km   33:45

〜25km   35:25

〜30km   35:14

〜35km   37:04

〜40km   35:11

〜45km   35:13

〜50km   35:03

〜55km   34:33

〜60km   32:41

〜65km   33:09

〜70km   37:01

〜ゴール    53:56

トータル  8:47:46

 

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