えびすだいこく100`マラソン

               2009.05.31

手作りのいい大会ですよ、と言う評判は聞いていたし

参加料も破格の5000円ということで、参加を決めた

5月の4週目と思っていたら最終週だったので

急遽神戸マラニックの日程を1週前倒し

 

申し込みは郵便振替、RUNNETに慣れた私には少々手間ですが

ランナーズが噛むと、そこに幾ばくかの金が必要らしい

4月から5月にかけて、一回あたりそこそこの距離は走っていても

平日走る回数はほんと減ってきてるし

腰の状態も良くなくて、テンションは低かった

 

商売繁盛の神様・美保神社を出て、縁結びの神様・出雲大社をフィニッシュと

とする所から「えびすだいこく」と名付けられたそうです

 

前日

12時頃にラン友に迎えに来て頂いて、3人で一路美保へ

途中蒜山あたりは雨でびっくりしたけれど、雨は山間部だけでした

3時過ぎに受付会場の美保関商工会館に到着

誓約書に捺印を忘れていたので母印でもと思っていたら

行き違いがあって、スタッフの方と少し、押し問答があって

じゃ明日完走してください、と握手されて、一件落着

エイドのボランティアの方たちへのお礼と言うことで持参した

「手土産」(もし良ければ、で、強制ではありません)をお渡しして

美保の関灯台をプチ観光した後、松江に戻りホテルへ

ゼッケンを取り付けたり、と明日の準備を済ませる

そう言えば、他の二人に比べて荷物の小さいこと、驚かれました

当日のランウエアとラン後の服、それにプラスα、が最近のパターン

北海道とNAHA以外は大抵リュックで事足ります

6時15分岡山組の3名と合流して、食事に

近くのSC内にある杵屋で夕食の後、スーパーで朝食の買出し

ホテルに戻って風呂にも入らず、キムタクのMr・Brainを最後まで観て

2時半にアラームをセットして9時に就寝

 

当日

一度途中で目が覚めたものの最後はアラームで目覚めた

おにぎりとパンとお茶で朝食を済ませたが

珍しくトイレは不発、昨日からちょっと調子がよくない

3時半過ぎに車でシャトルバスの出る市役所に向かう

4時過ぎに出発し、5時頃スタート地点の昨日の受付場所付近に到着

今回は参加人数が増えて、個人とリレーを合わせて1000名近い

美保神社の鳥居の下で全体集合写真を撮って開会式の後

5時半スタート

脚も腰も調子が良くないので、目標のようなものはなく

時間内にゴールに辿り着く、それが唯一最大の目標

しばらくは内海沿いを走る

先頭グループはちょっとの間にもう遥か彼方へ

ゆっくり目に入ったつもりでしたが5kmのラップは速すぎる

そこからしばらくすると右に折れて山に入り、一番目の坂上り

と言っても高低差62mですから、知れてます

上りも下りもゆっくり、押えて抑えて走ったつもりでしたが

次の5kmもまだ30分を切っていた

ダメダメ、速すぎる、落とさねば、落とさねばと言い聞かせながら走る

理想としては`6分から6分半の間で出来るだけ長く走れたら最高、でした

最初の坂を下ると日本海側に出て

海沿いの山道を走ることになる

10km過ぎで最初のエイド

嬉しかったのはもうここから「コーラ」が置いてあったこと

私はこの後最後のエイドまで、コーラは必ず飲んでました

そして、各エイドには必ず固形物が置いてあった

それぞれの地元の方たちのボランティアに感謝です

海沿いを走ったり少し高台を走ったりと変化に富んでます

心配していた脚も軽快とは言えませんが、まずまず順調

ただ膝付近に軽〜いシビレ感はある

23km付近のエイドは豪華とは聞いていたけれど

この地点にあるのが勿体ないほど、色々あった

朝食抜きで走っても、ここでしっかり食べれば大丈夫^^と言う感じです

エイドは思っていたよりとても豪華で

何故参加料5000円でここまでできるのか?と思う

35km手前の2番目の坂は「チェリーロード」

今大会のコースは大きなアップダウンはなく

「坂」が計五ヶ所で、最大高低差は160mくらいだったかな?

で、チェリーロードですが名前は甘いけれど、坂はちょっと辛かった

ただきついと言っても、なんとか私が走れるほどの勾配でした

桜の名所と言うことで、この名前がついたようです

上りきると、日本海のきれいな海岸美が見えます

すこし小高い所を走る感じで、細かなアップダウンがある

50km付近の最大の難所にさしかかる

ここまで、ゆっくりながらも、走り続けていて

この坂も、なんとか走って上りきった

ここを下れば54kmのレストステーション

と言ってもいつものようにあまり長居することもなかった

走りながらも、いつものようにカメラを持ってのランなので

キョロキョロしながら、時にはちょっとだけ寄り道したりして

撮影ポイントを探しながらのラン

4番目の坂を牛歩のようなスピードで走っていて

歩いている人を抜いたけれど、その人、歩くの速い!

速いですねぇ、と声を掛けると、坂は歩くほうが楽だし

走ると後に堪えるし、と

まったく、その通りなんですけどね・・・・と私

えちごで達成できなかった歩かずにゴールする

を、途中から目指すことにしたから、後で堪えるとわかっていても走った

で、坂の後半で、その歩いてる人に抜かれて、ぬいちゃったぁ、なんて言われて^^

それぞれの坂の途中には、激励の文字が書かれていて、楽しめました

60kmの通過が6時間15分ほどで、この辺りから「色気」が・・・・

何の・・・って、もしかしたら、好タイムが期待できそうな予感が・・・

と思っていたら、65kmを過ぎてからの最後の坂は、辛かった

普段なら歩く坂を遅いながらも走り続けたツケがまわってきた

ペースは8分近くまで落ちた

上りきった所でスタッフの方が

坂はこれでお終いです、あとは下りです、言われて

「嬉しいぃ〜」とお返事^^

上りに比べて下りのほうがきつい感じです

飛ばさずに押えて下るけれど、押えるのもそれなりにしんどい

それでも最後まできちんと下れたらから良かった

坂を下りりきると目の前に今度は宍道湖が見えてくる

そして72kmのエイド

ここのしじみ汁が美味しいと聞いていたのでしっかりよばれる

ここで先行していた顔見知りの女性ランナー2名に追いつく

そしてここから3人で抜いたり抜かれたり併走したりが95kmまで続いた

結果的にこの間のガンバリが結果として記録と「完」走を生むことになった

体は当然のことながら疲れてきて

約5kmごとにあるエイドが待ち遠しくなってくる

前方に目印となるノボリが見えると少しだけ走りに元気が出る

坂で落ちかけたペースもなんとか持ち堪えていて

6分台をキープしていたけれど

80kmを過ぎるとやはり疲れがどっと出てきて・・・・

それでも、7分までで踏みとどまる

エイドには必ず立ち寄り、特に後半は少しだけゆっくりする

と言っても座り込んだりはしないし、常に動いていた

80km手前付近で立ち止まって少しストレッチ

ここから以降何度も立ち止まってストレッチ

そのピッチも段々と短くなってくるし・・・・

えちごで歩いた88kmを越えてからは、もう気力だけで走っていた

給水をしっかり摂っていたけれどなんとなく甘いものが欲しくて

90km過ぎでとうとう自販機で甘いジュースを買って一息

女性2名とは、エイドで合流して先にでて

抜かされて、時には併走して、歩いている二人をまた抜いて

こんなパターンの繰り返しでした

95kmの最後のエイドを過ぎると距離表示が1km毎になるけれど

この1kmが実に長い

しっかり走っているつもりでも、時計を見ると平凡でした

直線的なコースでゆるやかぁ〜に上下していてゴールが遥か彼方に思える

出雲大社の杜もなかなか見えないし、疲れる

疲れた頭でペースを計算したつもりがなかなか出来なくて

残り2kmでようやく「ベスト」を確信できた

島根ワイナリーを過ぎ、ようやく出雲大社の正面に辿り着く

この参道を下って右に折れると、「ゴール」が見えた!

 

今回の走りは、本当に予定外、ばっかしでした

無欲で望んだ結果が、ベストと言う結果になったのかもしれないし

気力を最後まで持てたのが、「完」走に繋がったのかもしれません

 

〜  5km   28:09

〜 10km   29:46

〜 15km   30:22

〜 20km   32:55

〜 25km   32:36

〜 30km   31:08

〜 35km   31:12

〜 40km   30:19

〜 45km   31:48

〜 50km   29:37

 

〜 60km 1:07:12

〜 65km   31:11

〜 70km   38:36

〜 75km   32:26

〜 80km   31:12

〜 85km   35:10

〜 90km   35:35

〜 95km   34:22

〜 ゴール    34:32

トータル  10:48:17

 

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