安政遠足(侍マラソン)

           2009.05.10

参加大会を「物色」している時に去年くらいに見つけて

その時点で今年の参加を決めていた

 

安政2年(1855年)安中藩主板倉勝明候が藩士の心身鍛錬のために

安中城内から碓井峠の熊野神社までの中山道を走らせました

これが日本におけるマラソン発祥かと言われています

昭和30年に峠の茶屋でその記録が発見され

その後安政遠足保存会が組織され

現在の「安政遠足」が開催されるようになりました

今年で35回目を迎えます

 

エントリーする時にも入力項目の一つに仮装の有無があるのにはびっくり

 

脚の調子は良くなくてテンションも低かったけれど

土曜の朝起きたら、重かった両膝あたりも軽くなっていて

右のふくらはぎの張りも消えていた

思わず目尻が下がりました

これで楽しく走れそう

 

午前中仕事をして昼から移動

JR明石駅で「Suika」をチャージ

神戸空港では先日からスカイマークの運賃が安くなっていたので

カウンターにて発券手続きをした時に1200円キャッシュバック

本日2回目の目尻が下がる、でした

これなら帰りもスカイマークにしとけばよかった^^

 

4時半過ぎに羽田に到着

モノレールに飛び乗って浜松町でも予定より早い電車に乗れたので

急いで携帯で接続列車を検索

上野で1本早い電車に乗れることが分かったけれど

高崎の待ち時間が長くなるだけで安中到着は変わらず、でした

上野からの高崎行き、帰宅時間と重なってか、よく混んでいて

1時間ほどしてからようやく座れた

高崎での待ち時間に夕食をと駅弁屋さんに走ったけれどほぼ売り切れ状態

仕方なく、コンビニで海苔弁とサンドイッチ、お茶を買って待合室で夕食

8時少し前に安中駅に到着

駅から旅館まで微妙に遠いし日もとっぷり暮れているし

おかみさんに言われた通りタクシーで

遠征先でタクシーに乗った事、ほとんど記憶にない!

思っていたよりも大きな旅館で

3棟もあり別館の二階が本日のお部屋

ちょっと規模の大きな民宿という雰囲気で、風呂やトイレは別です

テレビで地元のサッカーJ2の試合(ザスパ草津Vsセレッソ大阪)を見て

ドラマ「クイズショー」を途中まで観て、10時前におやすみなさい

 

5時に目覚ましをかけていたけれど

4時半頃に目が覚めた

荷物を今一度整理し、「ウエア」を別袋に入れ

早めに洗面とトイレを済ませる

テレビで天気予報を最終確認したら、昨日朝は28度予想だったのに

昨日の晩も、今朝も前橋方面は32度の予想だって!

こらぁ、ちょっと気をつけないと、通気性のないウエアやし・・・

6時頃食堂で朝食、しっかりたっぷり頂きました

ランナーが多いですね

 

6時半頃宿を出て会場に向かう

地図を頼りに、と思っていたけれどランナーの姿が多く

付いていけば迷うことなく行ける状態でした

武家屋敷跡にもちょっと寄り道し

会場横にあるマラソン発祥の地の碑もパチリ

会場にはもうかなりのランナーが来ていた

当然のことながら、殆どが仮装です

「普通」のランナーを見つけるのが難しいくらいです

たまに見かけた「普通」ランナーは

シリアスな人、ちょっと高齢の人、ビギナーらしき人、と言う感じでした

受付の時にも、仮装ですね!と言われた^^

更衣場所の体育館に入ってスペースを確保して

当たりを見渡すと、仮装仮装仮装・・・・・

仮装のウエアの事を考えてか?大きなテーブルが何点か配置されている

着替える前に最後のトイレ

今回の衣装、トイレがちょっと難点なんで・・・・

手早く着替えて、背中のマジックテープは一番上以外は通気性の為にあえて止めず

それにしても、当たり前と言えば当たり前ですが

注目度限りなく「ゼロ」に近い

 

荷物をトラックに預けて会場内をウロウロ

圧倒的にサムライ関係の衣装が多く

それ以外にも着ぐるみや被り物や「箱もの」も

タイムを狙う方は前の方にお並びくださいと、優しいアナウンス

35回も続く伝統ある大会ですがそこはかとなく温かい感じのする大会です

 

8時スタート

市長さんが太鼓を6回打ち終わるとスタートです

のんびりしたもんです

焦って走ろうなんて人はいない

スタートラインを過ぎても道が狭くて少しの間動かない

その内に道も少し広くなり徐々に走れるようになってきた

それにしても、凄い声援

それほど大きな町でもないと思うけど

沿道の声援は関所コースのゴール付近あたりまで途絶えることがなかった

地元にしっかり根付いた大会という印象でした

 

参加人数が増えたからか、警察の要望もあってか

スタートしてしばらく走ると国道を横切りますが

今年は交通規制で止めてしまわず、ランナーと車の状況を見ながら

適宜ランナーを止めたり車を止めたり、するそうです

で、その地点に差し掛かって止められていて、上手い具合?に赤信号だったので

これは撮っておかないと、と思い撮りかけたら青信号に変わってしまい

普通に横切ってしまいました、残念!

 

気にしていた暑さも、走り出すとそれほど気にならずでした

それでも、一応影のある方を選んだりしてました

最初は車道をいっぱい使って走っていましたが

気が付くと、歩道を走るようになっていたし

陸橋を渡ってみたり、はたまた、踏み切りを渡ったりと

まるでマラニックのようで楽しかったです

 

因みに会場にほど近い下仁田町では33度あったそうです

 

コースに出ると、仮装の一番の人気は「バカ殿」のようでした

ピエロにも声援をいただき、おもわずにっこり

 

賑やかな街中を走っている時に

Nさんと遭遇

関所までの間で追い越したり追い越されたり

バトルをしたわけではなくて

お互いエイドで遊んだり写真を撮ったりしながらのランでしたから

その時のタイミングでたまたまそうなりました

 

通気性の悪い「ピエロ」も体が蒸れてしんどくなることもなく一安心

私設エイドにはこまめに寄って

水分を補給し、パンやバナナ、おにぎり、レモン、梅干等を頂く

飲み忘れていた痛み止めの薬、半分くらい走ったあたりで飲む

 

タイムは気にせず

関門が4ヶ所あるので、そこの通過タイムでも、と思っていたけれど

10km付近で「関門」と言う文字を見たかな?

後はまったく判らずじまい

峠に向かって走るので、勝手にもっと寂しいコースかと思っていたけれど

20km付近の関所コースのゴールまでは

極々普通の道でした

ペースは・・・・・

多分6分ちょっとの走りだったと思います

なんせ距離表示がないので^^

20km手前では道をずれて「関所」をくぐらしてくれる

 

20kmあたりの関所コースのゴールを過ぎると一気に人が減った

参加人数、今回約1900名でしたが

峠コース(約29km)は600名弱

仮装ランナーも私の周りでは少し減ったかな?

でも、名簿を見る限り結構居たけど・・・

もっともっとゆっくり走るべきやったんかなぁ、仮装の群れの中で

ちょっと後悔・・・・・・

 

ここからは「山道」

山に入ると涼しくて気持ちが良かった

体にもピエロにも優しい気温でした

しばらくすると、一気に険しい道になってきた

こんなコースが延々と続くのかぁ、とふと思う

最初のエイドあたりで後ろを見るとウエディングドレスの女性ランナーが!

思わず、大変ですね、と声を掛けました

しばらく行くと少し楽な道に

コースイメージが全くといっていいほど判らないので

周りの人に色々聞いていると

上っていって、少しフラットがあって

また上っていって、またフラットあって、の繰り返しだそうです

階段のような山道が続くのかと思っていたら

そうではないみたい

結構走れるコースでした

でも、記録なんか気にしてないし

頑張って走る気力もないし

少しでも上っていたら「歩き」

V字形の道も「歩き」

階段は当然「歩き」

フラットで前に走っている人がいたら、ちょっとだけ「ラン」

残り3km付近で最後のエイド

しっかり飲んで食べてゴールを目指します

ジャリ道は少し広くなり十分に走れるコースです

たまに走りましたけど

結果的にこの3kmも30分ほどかかってました

周りが少し明るくなってきて

新聞社の応援旗が見えてきてゴールが近いのがわかる

道も少しだけ下りかけてきた

でも、脚はゆっくりでした^^

12時前にゴールに辿り着きました

ここでも、太鼓が出迎えてくれました

そして、ラン友のYさんも涼しい顔で出迎えてくれました

 

一応タイムね・・・・

10km付近  1時間ちょい?

関所ゴール付近 2時間4分?8分?

26kmあたり 3時間11分?

ゴ−ル     3:39:30

途中の時間は手元の時計じゃなくて

撮影した写真の時間からの推測です

 

荷物を受け取り着替える

ゴール後のサービスとなっていた

お団子とおそばを食べて一息つく

 

12時半発の「収容バス(響きが悪いなぁ)」で町へ

リタイアしてないのに、収容バスとはねぇ

フロントにそんなタレ幕がありました

峠を一気に下ると、突然おしゃれな街並みが・・・

軽井沢でした、隣町なんですね

1時間ほどかかって戻り

車で来ていたYさんに駅まで送っていただいたおかげで

予定していた列車よりも2時間も早い列車に乗れたので

大宮で途中下車して「鉄道博物館」に寄り道し

それでも、羽田でたっぷり時間があって

ついつい土産物を沢山買ってしまいました^^

 

走れたけれど、距離に不安は残りました

仮装して沿道の人たちの声援を受けて楽しく走るのなら関所コースで十分かな?

 

月末のえびす・だいこくに向けてもうちょい調整せんと・・・・

 

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