いわて銀河100kmチャレンジマラソン
2008.06.08
全国各地のウルトラマラソンに参加したいので
毎年色々な所に行っていて
今年は知り合いがよく言っている事もあってこの大会に決めた
1月に申し込んだ頃はルンルン気分な所もあったけれど
日に日にランは下降線を辿り
終にはスタートラインに立つことを躊躇するほどになった
最悪の事態は脱して走ることを決めたけれど
超低空飛行が続いています
「足」と「宿」を確保して
直前になって岩手の名物をしっかりリサーチ
参加通知書も届き改めて大会要項を見てみると
制限時間が13時間だた
今の私には通常より1時間少ないのはきつい
前日、少し早目の5時半頃起床し、徒歩で駅へ
電車とバスを乗り継いで伊丹へ
9時の飛行機で仙台へひとっ飛び
受付会場最寄の花巻空港は本数が少なく
先得割引もやや高めの設定なので
使い勝手のいい仙台空港を利用することにした
東北地方に走りに行くのは今回が初めて
仙台駅から初乗車となる東北新幹線に乗って受け付け会場の北上へ
1時間ほどで北上に到着
静かな町です
北上コロッケの店「枕流亭」を目指す
川沿いにあった店はそばがメインのようで上品な感じでした
具材にアスパラガスや里芋が入っているので食感に特長があります
駅に戻って程よい時間になったので
受付会場行きのシャトルバスを待つ列に並ぶ
1時間に1本のシャトルバス、やってきたのは普通のマイクロバス
積み残しがありました
町の中心から少し外れた受付会場に着き、ハガキを提示して
ゼッケンや袋等をもらう
今までのウルトラ大会に比べると袋の中身はちょっと寂しい
レストステーションとゴールに運んでもらう袋は
大小二つの「ゴミ袋」まがいのものでした
周りの会話を聞いていると地元や北海道、関東が圧倒的に多い
ここでもしばらく時間をつぶして3時からの前夜祭に出席
簡単なセレモニーだけかと思っていたら
立食形式のパーティもついていた
ビール(発泡酒)を1本飲んで、オードブルやお寿司等を食べて
4時前のバスで駅に戻りホテルにチェックイン
明日の朝食はスタート会場でおにぎり等の販売はあるらしいけど
できればホテルで済ませたいので買い物をすべく
フロントで聞くと近くにはコンビニはなく駅前にスーパーが1軒あるとか
それにしても何もない駅前、でも不思議とホテルと居酒屋はある
スーパーに行ったけど皆同じ事を考えてるのか
おにぎり類はゼロ、パン類がすこしあるだけ
駅構内の店でようやくおにぎりを見つけた
明日は朝が早いので少しでも寝ようと、7時前に就寝
1時半の起床までに何度か目が覚めたものの
6時間ほどは寝れたかな?
駅前からシャトルバスでスタート会場の競技場へ
小さなマイクロバスだからまたしても積み残し
スタンド下に場所取りして、最終の荷物確認をしたりバナナを食べたり
ここまでくると流石に知り合いはそうそういなくて
唯一Nさんとだけ出会った
スタート時刻は4時
と言ってもこの時期でしかも東北地方となると夜明けが早いからもう明るい
陸上競技場を1周と3/4周して外へ
今回の目標は、とにもかくにも時間内にゴールに辿り着くこと
ペースも`6分以内で走らないようにと決める
公園内をグルグルと走って5kmくらいしてようやく一般道へ
沿道の声援は朝が早いこともあってスタッフか参加者の関係者のみ
畑の中や木立の中を走る
段々と山に入って行っても景色は殆ど変わらない
カメラを携行したけど撮影しようと言うほどの景観がない
前日に確認したコース図では前半は勾配らしい勾配はなさそう
舗装された道をひたすら走るのみ
走りのリズムは良くないですね
軽快に走っているという感触はまるでない
交通規制のない箇所もあり一旦停止を余儀なくされることも覚悟していたけれど
幸いにも一度ひっかかっただけで済んだ
あまりにも刺激のないコースにちょっと嫌気もさしてくる
5kmごとに設置されたエイド
置かれているのは、どことも皆同じ
水、スポドリ、チョコ、塩、氷砂糖、オレンジ、梅干、おにぎり、バナナ、パン
珍しいのがあったのは、後半の2,3箇所でアスパラガスとしるこ位だったかな
30kmあたりで腰がちょっとむずむずしだす
長い距離の練習ができてないし、ここらあたりから不安との戦い
60kmまでそこそこのペースで走り
そこから先はその時の体調に任せて、と言うパターンは今回はできない
40kmあたりから腰がつっかかる感じ
足音もいつもと比べると大きい
45kmを過ぎた頃からようやく上りが始まる
と言っても勾配はそれほどきつくなくてだらだらと延々と続く
村岡やにちなんに比べたら可愛いもんです
この私がほぼ走りきれたくらいですから・・・・
50km手前のエイドでおじさんが
ここがピークだからね、って言ってくれたけど
確かピークは57km付近だったはず
エイドを過ぎると少し下ったけれど、案の定再び上りに転じる
55km手前から続くトンネルは冷えるので防寒対策を、ということで
受付会場でもらったビニール袋を簡易カッパに改造して
腰にぶら下げていたけれど
すこし涼しいな、と感じる位で結局使うことはなかった
それよりも、トンネルですが、とにかく長い、そして、暗い
2番目は1700mもあったし、どちらも足元が怖いくらい暗い
トンネルを抜けるとエイド
ほっとしたくなるエイドでした
このあたりが最高地点だったと思う
ここから下って行くけれど、ゆっくりゆっくり降りる
当然のことながらどんどん抜かれます
腰に疲労感がでてきて時折立ち止まってストレッチしたり屈伸したり
67km付近のレストステーションでは預けた荷物も
開けることなくそのまま返して
休憩もいつものエイドと同じ程度にして先に進む
「歩き」も早くも40kmを過ぎた頃から時々入りだす
ただ歩きも、できるだけ短い距離にして
歩き、ラン、歩き、ランと言う具合にし
歩く速さもかなり早目
今日の予想気温は27度、日差しがあるとかなり暑い
前半は風が吹くとむぅ〜とした空気が顔にあたっていたけれど
後半はさわやかな風となっていた
それでもやっぱり暑いことに変わりはなく
何度も大きなバケツに入った水を首筋にかけ脚にかけ飲んだ
後半になって頭がフラフラしていたのもこれで治まった
後半になると私設エイドが現れる
甘〜い果物やコーラが置いてあったりで、ありがたかった
次のピークは80km付近
体力温存の意味もあって70kmあたりまでのんびりする
疲れてきた頭で残り時間と距離を計算
85kmあたりで、残りを全て歩いてもゴールできそうになる
地元の走友会の親切な看板が目に留まる
坂はほぼ完璧に歩く
脚はしっかり下れないほどになるし、平坦地も痛みが伴う
それでも我慢すればなんとかまだ走ることはできる
スピードはまったくといって言いほどないけれど・・・・
雫石の町に入ってきてゴールは目の前になった
4時過ぎになんとかゴール
〜 5km 29:24
〜 10km 30:18
〜 15km 32:03
〜 20km 29:49
〜 25km 30:30
〜 30km 31:39
〜 35km 31:17
〜 40km 32:28
〜 45km 36:33
〜 50km 38:35
〜 55km 43:47
〜 60km 37:17
〜 65km 38:01
〜 70km 50;08
〜 75km 43:50
〜 80km 41:28
〜 85km 41:19
〜 90km 45:00
〜 95km 40:41
〜100km 38:29
ゴール 12:22:45
一時はもう長い距離はダメかも、と思ったりもしたけれど
ゴールまで辿り着くことができて、まだもうちょっとは走れるかな?と思った
走り終えてシューズを見ると右の底がかなり磨り減っている
やっぱり走る姿勢も悪くなっているようです
練習不足とヘルニアで重い走りでしたが
とくしまのようなことがなくちょっと安心しました
制限時間をこれほど気にしながら走ったウルトラは初めてでした
完走メダルをもらい、万歳コーナーで万歳三唱をしてもらい
荷物を受け取り更衣所へ
後半はスピードダウンしたので汗もそれほどなくて
シャカパンとTシャツに着替えて完走証を受け取り
食券をもらって食事
ドリンク券2枚、もちろんビールと交換
食べ物券は、ほたて、焼肉、やきそば、豚汁、おにぎりとたっぷりありました
栄養補給も済ませて6時のシャトルバスで盛岡へ
駅前のホテルにチェックインして
洗面所でウエアー類を洗いながら
浴槽に浸かって汗と疲れを洗い落とす
この日も9時前にはもう寝てました
翌日は8時過ぎにホテルを出て荷物を担いで地図を片手に市内を散策
3時間ほど歩いて主だった所は観ることができた
昼は「食堂園」で盛岡冷麺を食べる
開店を待つ人が私を含めて5,6名
普通の辛さの冷麺を注文
麺は腰があるというのか、簡単に噛み切れないほど
1本早い高速バスに乗って仙台へ
飛行機の出発まで時間に余裕があるので
青葉城址にと思い歩きかけたけれど
道行く人に聞くと、ただの城跡で何もないらしいし
微妙に遠いしで、諦めて駅に戻り空港に向かう
9時過ぎに無事家に到着
今回の走りをみて、秋のウルトラは
今のところ、村岡44km、えちごくびきの100kmに出る予定ですが・・・・