えちごくびき野100kmマラソン

                2008.10.11

おぼろげに、えちごくびき野はいいらしいと聞いていたけれど

2年ほど前から、なんとなく行ってみたくなった

とは言っても、2年に一度の開催なので

ようやく今年行けることになった

エントリーを済ませ、宿も手配して

「足」は行きは鈍行を乗り継いで

帰りは翌日に用があるので夜行列車で

と考えていたがラン友から誘っていただいて

その言葉に甘えて片道だけ便乗させていただくことにしました

 

脚の不調は相変わらず続いてますが

小さな努力が少しだけ実を結んだのか

村岡では予想外のいい走りができたし

中間で夜間走も出来たし、ちょっと一安心と言った所でした

 

大会の案内はかなり早い段階で送られてきていたけれど

残り1週間ほどになってから

資料集めを本格的に開始

 

コースの概略も頭に入れた

上越市を反時計回り走り、30km過ぎから5回の坂を上り

80km辺りからは平坦で海が見える、そんな感じです

 

始発のバスに乗って駅に出て新快速で大阪に向かう

集合時間までに全員揃いワゴン車に7人が乗って出発

この大会は土曜開催の為移動は金曜日、従って道はかなりの渋滞

福井で昼食を摂り、目的地の直江津には3時半頃に到着

ただ、私のお腹が変調を来たし、急遽トイレ休憩を取っていただいた

 

受付会場で関西方面から参加予定の人や

ネットで知り合いになった人たちとも会えた

 

濱ちゃんたちとここで別れて街の雰囲気を味わいつつ

宿泊先のホテルを目指す

受付のリージョンプラザからゆっくり歩いて20分ほど

荷物を部屋に置いて、夕食に出かけたけれど

やっぱりお腹の調子がよくなくて、食堂での食事を諦めて

コンビニで食糧を買い込んで部屋での夕食に

お腹がちょっと緩んでいるけど明日までに治まりますように!

 

明日の用意をし、夜行で帰るので全ての荷物を

ゴールと二箇所のトランジット用の袋に詰め込む

普段のウルトラに比べると袋が小さい

 

7時半頃には就寝モードに

いつものことながら、夜中に何度か目覚めながらも

最後は3時にセットしたアラームでお目覚め

 

外を見ると予報通り雨です

4時前にホテル前に

シャトルバスがここまで来てくれるので助かる

スタート会場のリージョンプラザでのんびり

濱ちゃんたちとはここでは会えなかった

一日雨の予報なので、ロングタイツ、半袖Tシャツに

雨用のキャップ、そして、簡易カッパを腰に携行する

 

出発式に続いてスタート地点に移動

雨は止みそうで止まない感じ

心配していたお腹はなんとか持ちそう

 

5時半スタート

空はやや明るくなりかけている

今回は、兎にも角にも時間内にゴールに辿り着くことが目標

それと、できれば、一歩も歩かずにゴールすることも目標にした

 

しばらく走ると街並みともお別れし田園地帯を走る

小康状態だった雨は5km過ぎあたりで雨粒が少し大きくなりカッパを着込む

雨は30km付近で止んで晴れ間も見えたけれど

それも一瞬でゴールする直前まで降ったり止んだりだった

気温がそれほど下がることがなかったので

体が冷えると言う事はなかった

5kmを過ぎた辺りでようやく体が起きてきた

10kmを過ぎてペースも掴めてきた

ゆっくりペースと決め込んでいたので結構抜かされる

25km過ぎから徐々に山あいにはいり

それに連れて少しだけ上りとなっていく

噂に聞いていたエイド

パンフを見ると全部で38箇所

5,6km置きに給食エイドがありその間に1,2箇所の給水エイド

給食エイドは種類も豊富で

もちろん殆どのところに新米コシヒカリで作ったおにぎりがあった

各エイド毎に少しづつ大きさ形、味付けに変化があって

それだけでも楽しい

最初の上り、思っていたよりも緩かった

下りになってもペースはゆっくり

沿道では雨の中、道まで出てきて声援を送ってくれたのには、感謝でした

大都会でないから街並みは途切れるけれど

大勢ではないけれど山を除いて途切れることなく声援が続く

ありがたいな、と思った

`6:00〜6:30位と思っていたペースもほぼ予定通り

上りになればそれに少しプラスα

走っている時はあまりトイレに行かないけれど今回は珍しく4回も行った

体も変わってきたのかな、と思った

2番目の坂は40km手前から始まったけれど

一番きついと聞いていたのでじっくりと走る

頭の中では大雑把に30kmを過ぎてから

約10km毎に坂と認識していたけれど

大雑把過ぎたようで、3番目の坂辺りから

終わった?まだ続いてる?状態になって

気がつけば知らぬ間に2つの坂を越していた

50、60km辺りから

ソールが堅い感じと言うか路面の衝撃が足に来る感じと言うか・・・・

ただ後半になってペースが落ちたからか

そんな感覚はなくなっていた

いいペースで走っているな、と自分でも感じ出した

6:30ペース+αってとこです

もしかしたら、歩かずに行けるかも、と思えてきたのもこの辺り

トランジット休憩でも普通のエイドと同じだけの休憩で先を目指した

最後の坂はちょっとおおげさですが

あっけないものでした

坂はこれで終わりです、と言われて

下っていくけれど、幸いなことにここまで

下りを早くはないけれど、しっかり下れている

益々、『完』走の可能性が広がってきたと思った

ところが

ところがです

2番目のトランジットを過ぎると、もうすぐ海岸線に出ますと言われ

いよいよもう後残り20kmほどか、と思った矢先

今までは60kmを過ぎると歩きを入れて

ペースダウンしながらエネルギーを蓄えて

ゴールまで辿り着いていたのに

『完』走を目指す余り、少しづつどこかに無理があったかも

80kmを過ぎた辺りから突然のように

足も腰も気力も疲労困憊状態になってきて

「走る姿勢」を取っていてもペースは歩きと変わらなくなってきた

そして終に

84km地点で歩いてしまった

弱いなぁ、と思いつつも、正直これが限界だった

早めに床についたけれど睡眠が浅かったのか

この辺りから頭がふらつきだす

85km過ぎのエイドでイスに座り込んでしばらく休憩

また再び走り出しけれど

1度歩いてしまうともうダメです

気持ちが続かない

走り続けたツケがまわってきたのか

これほど落ち込むものかと思えるほどペースが上がらない

海岸線に出るとのを楽しみにしていたけれど

海沿いに出ただけで、海は見えない

ただ、風はきつくなってきた

出来るだけ歩かないようにしたけれどペースは上がらず

エイドでの滞在時間が長くなる

後半のエイドでは汁モノを重点的にいただいた

そして色々出てきました

炭酸ゼリーなるものも初めて食べました

92kmだったかな、海賊汁は美味しかったなぁ、2杯も食べました

結局間近に海を望めるのは91km過ぎからのわずかな区間だけ

ペースがどんどん落ちていったけれど

そのおかげで?日が沈むのを見れたのはラッキー

後で聞いた話では、それも「売り」らしい

後半はくねくねと曲がりながら町を走り抜けるけれど

微妙にアップダウンがあるし、ちょっと単調と言うか面白くない

辺りが暗くなってきて、路面をライトアップ

反射光のタスキを90km付近のエイドでもらって走る

最後の1,2kmは気力でちょっとだけしっかり走れた

カメラを意識して両手を挙げてゴール

 

帰ってこれた

100kmに対して本当に全く自信がなかっただけに

まだもうしばらくは走れると思った

今回位のペースが自分には合っているのかも・・・

 

ゴールすると、ボランティアの中学生が来て

まずは、完走バスタオルをかけてくれた

次に、飲み物を4本手渡してくれた

えっ?どれか選ぶのって聞いたら、全部いただけるとか、すごい

更に、足に付けたチップは取ってくれるし、ゼッケンを預かってくれて

案内されたテーブル席についてしばらくしたら

完走証、預けた荷物を届けてくれた

更に、お食事券の中から好きなものを言うと手元まで運んできてくれた

疲れた体には誠にありがたいけれど、恐縮しちゃいます

 

空腹を満たした後は、シャトルバスで銭湯へ

街の風呂屋さんかと思っていたら、所謂スーパー銭湯でゆっくりできました

そこから駅に出て、土産物を買ってから、駅前の居酒屋で夕食

ゆっくり飲んで食べてもまだ9時過ぎ

そこから列車の出発時刻0:55までの長かったこと

待合室で待ってるときは今にも寝そうだったのに

乗ったらやっぱり寝付けなくて駅に着くたびに目が覚めてました

 

 

 

〜  5km   29:00

〜 10km   31:10

 

〜 20km 1:01:57

〜 25km   30:42

〜 30km   33:10

〜 35km   36:57

〜 40km   33:30

〜 45km   34:14

〜 50km   36:48

〜 55km   37:55

〜 60km   43:50

〜 65km   34:54

〜 70km   32:37

〜 75km   37:29

〜 80km   38:23

〜 85km   48:53

〜 90km   49:51

〜 95km   45:08

〜 ゴール    39:55

トータル  12:16:32

 

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