五島列島夕やけマラソン

               2007.08.25

どこかで、あちこちで、評判を聞いて一度は参加したいと思っていた

開催日が北海道マラソンの前日のため、いつも諦めていたけれど

今年は世界陸上大阪大会の関係で北海道マラソンが9月にずれこんだので

この時期を逃すまいと申し込んだ

いつものように交通機関も宿も全て自分で手配すべく

宿を当たってみたけれどことごとく断られた

旅行代理店がほぼ全て押さえてしまっているらしい

そう言えば以前にそんな話を聞いていましたっけ・・・

往復のジェットフォイルと宿と一日観光をセットにして

九州商船に申し込んだ

宿は相部屋のビジネスか旅館しかないとのことで

ビジネスホテルの相部屋を嫌って旅館にする

 

盆に父が亡くなり日曜が逮夜に当たるのでDNSも考えたけれど

戻ってからお参りすることにして大会に出ることを決めた

 

週末はいつも急ぎの仕事が入ったりでヒヤヒヤしてましたが

おおきなトラブルもなくなんとか定時退社

家に戻って食事を済ませて風呂に入ってさっぱりしたところで出発

駅まで女房に送ってもらい、新快速で三宮に向かう

明日の朝食用のおにぎりとお茶を買って初めての夜行バスに乗る

9時20分出発

冷房で体が冷えないように用意された毛布をかぶってシートを倒して寝る体勢

3列シートなので横を気にしなくていいので助かる

お茶、コーヒー、おしぼり等が用意されていて至れり尽くせり

姫路を出ると運転席との間もカーテンがかかり暗闇となっていつのまにか寝ていた

後ろの席の女性の寝言にはびっくりしたけど・・・^^

時々目が覚めたりはしたものの明け方近くまで寝れた

カーテン越しに外を見ると九州に入っている様子

あまり天気がよくないなぁと思っていて

どこかのトンネルを出た途端に雨・・・・・

心の中で「うっそぉ〜・・・効いてないそぉ〜、夕やけ見られへんやぁ〜」と叫ぶ

大村PAで洗面休憩、顔を洗って目を覚まさす

7時過ぎに大波止バス亭で降りて船乗り場に向かう

ターミナルには大勢の人々・・・大半はランナー

7時40分のジェットフォイルで福江に向かう

時速80kmの高速船ですが揺れを殆ど感じない

予定通り9時過ぎに港に着き早速観光バスの受付場所に向かう

あとの人は揃っていたようで行くと「岸田さんですね?」と

9時20分発車

普段はガラガラらしいが本日は18名「も」こられたと言っていた

教会を見たり海岸を山をみたり武家屋敷を見たりであっという間の2時間ほどでした

昼食はかっちゃんお勧めの「うま亭」に行く

大繁盛の様子、一人なので相席させてもらう

五島うどん(五島牛煮込み?)を食べる

細めんながらこしが強く滑らかな食感、美味しく頂きました

マラソンの受付を済ませて

昼からも再び定期観光バスに乗る

大瀬崎の断崖はすばらしかった!ルルドを見、海岸美を見て、歩いて

白亜の教会を眺めたり・・・・

夜行でやっぱり寝不足なのか時々うとうとしてました

港に4時すぎに戻る

朝にも増してランナーがいるわいるわ・・・

用意された更衣所で着替えて、荷物を預けて、少しでも涼しげな格好になって

会場付近をウロウロ、月亭八光が出ると聞いていたので

キョロキョロして探したけれど見つけられなかった

傍らでは五島牛の試食会場の準備が進められていた

スパッツ、ランシャツ、デジカメを入れたウエストポーチという身軽さでも暑い

スタート地点で待っていたらかっちゃんとバッタリ

気象条件は気温28度湿度83%

5時半スタート

商店街の中を走り抜けて行くけれど、この商店街町の規模(役4万人)の割には大きい

すぐに汗が出てくる

日は傾きかけているので、それほど暑いなぁ、という感じはしない

朝の時点では降水確率は50%くらいだったのがいい方向に転んでくれて

昼からはしっかり日差しがありました

それでも、雲が多くてきれいな夕やけはちょっと望み薄ですね

本日の予定は走るペースは5分/1kmであと給水タイムと写真タイムをプラス

1時間50分以内なら上出来かな?

2km通過が10分ジャスト、最初の混雑を考えるとちょっと速すぎるなぁ

回数を重ねて21回目、沿道の声援もびっくりするくらい多い

沿道にびっしり、という訳ではないけれど

家の在る所には必ずと言っていいほど応援してくれる人がいた

コースは福江島の南東部をぐるっと一周

勝手にほぼ平坦で数箇所坂があるのかなと思っていたけれど

大きな間違いで、ほぼコース全体がゆるやかぁ〜な勾配があり

時々きつい坂があるというコースでした

7,8kmあたりで前に海が見えてくる

人間って不思議なもんで海が見えると、なんかほっとするというか気持ちがいいですね

エイドで飲んだ氷水の氷を帽子の中に入れて走る

昼間の観光で見た鬼岳を左手に見ながらしばらく走る

沈む太陽は右手から後方に移っていく

夕焼けの様子を見たけれど、やっぱり雲の関係で

赤い夕やけは見れそうになく、なんとか沈む夕日を見ることは出来そう

頃合いを見計らって、「沈む太陽」を撮影

給水は後半になるにつれて増える感じで

しかも私の大好きなスイカが置いてあったので

しっかり立ち止まって頂きました、甘くて美味しかった

最後の方はスイカを見つける度に立ち止まって食べてました^^

再び海岸が見えだしたけれど、ここから先に確か坂があったはず

観光のときに見ていたので、ここは分かった

この辺りからは約1km毎に給水があってありがたかった

1km弱の上り、なんとか走りきったけれど

ゴールまで、まだまだ小刻みな勾配が続きます

給水所では冷たいお茶とスイカをセットでよばれる

段々と暗くなってきて、沿道には「夕やけマラソン」と書いた提灯が

照明も兼ねてランナーを迎えてくれる

しかし、ほんとに、声援が多いなぁ

東の空は太陽が反射してうっすら赤く染まっていた

残り距離が少なくなると益々沿道からの応援が増える

武家屋敷通りを抜けるとゴールまであとわずか

スタート、ゴール付近のみが唯一の平坦地

完走証にはゴール写真が載るということなので

両脇に松明が灯る中を

前後に人が居ないようにして両手を挙げて

ゴ〜〜ル

 

〜5km   24:45

〜10km  26:07

〜15km  26:37

〜20km  27:07

〜ゴール    6:01

トータル  1:50:42 113位 / 590人(40歳以上)

 

ゴールした人は完走バスタオルをもらいスポドリをもらって

チップを返却後、ステージに上ってマイクに向かって一言メッセージ

「暑かったけど、楽しかったです!」が私の一言でした

 

吹き出る汗が少し収まったのを見計らって荷物を受け取り

シャワーサービスを受けずにすぐに着替えて「試食会」へ

5人揃った所でいよいよ会場内へ

係りの人が汗だくになりながら焼いてくれた肉を早速よばれる

柔らか〜い、おいし〜い〜^^、あっという間に胃の中へ

欲を言えば、キャベツがもうちょっと多い方が・・・・

去年までは先着順に好きなだけ食べていたので

最後の方は当たらなかったようですが

今年は一人当たりの量を決めて5人パックにしたので

最後まで皆食べれたようです

 

宿に戻って風呂に入ってさっぱりした頃にかっちゃんから電話

夕食を済ませて、町に出て二人で9時半頃から飲む

ちょっと一杯のつもりが11時半まで飲んでました^^

 

宿に戻ると当然のことながら部屋の人は皆さんお揃いでした

長崎、北九州、愛知、そして私が神戸から

マラソンのことを話し出すと止まらないから寝付いたのは12時を軽く廻っていました

朝は隣の「おばさまたち」が5時過ぎには起きていて、話し声、まる聞こえ

昨夜の我々もそうだったということですね^^

6時からの観光朝市に顔を出して、土産を少し買う

武家屋敷も少し散策

帰りのジェットフォイルでは指定席が

同じ部屋だった愛知の人と隣同士だったので

長崎港に着くまでマラソン話が尽きませんでした

長崎空港までは順調に戻ってきた

土産をもうひとつ買い足して、昼食に皿うどんと思っていたら

行列なのであまり時間に余裕もないし大村名物「桜すし」を買う

荷物検査を済ませて出発ロビーに行くと乗る予定の飛行機、50分遅れ

「桜すし」を食べたけれど、これが、美味しかったぁ〜

もう外には出れないし、ボ〜と時間を潰す

 

今日は葬儀以来初めて迎える逮夜なので

明石駅に迎えに来てもらって車内で着替えて兄の家に向かいお参りをしてきた

 

北海道マラソンの日程がずれて行けた夕やけマラソン

温かいもてなしがうれしかったですね

年々参加者が増えているのが分かるような気がします

私自身はいつもは北海道の前は二ヶ月近く大会が無かったのが

2週前に走れて、現在の調子を見極めることができて良かったと思います

あと2週間、もうちょっと練習を積んで「完走」を目指します

 

戻る

inserted by FC2 system