北海道マラソン
2007.09.09
2001年から参加して今年で7回目
走るのは今回で5回目
夏場のマラソン、夏の苦手な私にとってはきつい大会です
制限時間は4時間ですが、3時間半ほどで走れる力をつけてから
参加するようにしたものの
過去4回走って完走は1回のみ
挑戦意欲を掻き立てられる大会でもあります
今年は春先は調子がよく、その時点では120%の確立で完走できるかな?
と思ったりもしていましたが
その後夏に向かうにつれて下降線をたどり
8月を終えた段階では「自信」はきれいにさっぱり消えていました
1週前の日曜に少し長めの距離を走りペースはそこそこだったものの
夏場に長めの距離を走りこんでいなかったのでスタミナに不安を残した
月曜に本番を見据えてペース走をやり後はゆっくりと思っていたら
その後腰から脚にかけてけだるさと重みが感じられ
火曜は3km、水曜は7分ペースでしか走れなかった
ここは休養第一と考え木曜からランはオフにした
台風9号がやってきて、土曜に飛行機が飛ぶかどうかやきもきしましたが
足早に去って行ってくれたので何とか予定通りに現地入りできました
台風一過、良く晴れてました
途中下車して、野幌森林公園に向かい、開拓の村をしばし散策
思っていたよりも暑く、明日がちょっと心配になる
2時前にパークホテルで受付を済ませる
ススキノの辺りで○よみよさんとばったり
こんなにゆっくりじっくりお話をしたのは始めてだった
近くのラーメン店でちょっと遅めの昼食を摂ってホテルに向かう
前回泊まったのは3年前だったけれど、ずいぶんと感じが変わっていて
次回からは別の宿を探したほうがよさそう
明日の準備を済ませて、テレビを観ながらボーと時間をつぶす
6時前に散歩も兼ねて中島公園へ
入り口からゴールまで歩いたけれど、こんなに近かった?
中島公園に入るのは2002年の完走したとき以来2度目です
フィニッシュラインのすぐ傍まで行ったけれど
ゴールは明日のお楽しみにして、わざと手前でUターン
明日、きっと必ず自力でここまで辿り着いてやる、と心に誓う
夕食を摂るべくススキノ辺りを歩いてみたものの
飲む気はなかったので「普通」のレストランを探したけれど
これが見つからない
結局、明日の朝と昼の食料も含めてコンビニで弁当を買ってホテルで食べた
9時前にはもう寝ていた
夜中に、1、2度起きたものの、最終的に5時半頃起床
体をしっかり目覚めさして、おにぎりと黒糖パンで朝食
時間を持て余したので、例年よりも少し早く真駒内に向かう
腰の状態はまずまずといったところ
今年から登録者と一般はスタートラインが異なる
競技場内から一流ランナーと同じスタートラインに立てるのが
この大会の値打ちのひとつでもあったのに、ちょっと残念
10時過ぎになると、いつもの場所でいつものメンバーが集まってきた
スタート地点が遠いので、少し早めに荷物を預けて整列場所に向かう
スタートまでに今回出ている知り合いのランナーとはほぼ全員どこかで会った
スタート地点はやっぱり遠い
このロケーションは正直寂しい
12時現在の気温27度湿度64%
曇っていたのが段々と晴れてきた
12時10分スタート
申告タイム順にゾーンが分かれているので
狭い道の割には立ち止まったりもなくスムースに走れる
ロスタイムは約30秒だけ
800mほど走って登録者と並走する形になり
一般道路に出て全員が同じコースを走るようになる
今回の予定は・・・・・
まず完走、そのためには、`あたり5:00〜5:30ペースが目標
5分以内で決して走らないこと
5km27分として3時間50分くらいでゴールできれば・・・が青写真です
5km手前まではこのコース唯一最大とも言えるゆる〜い上り
押えて走るつもりがついつい周りに合わせてしまって、2km9:56
速過ぎる!
落とせ落とせと自分に言い聞かせながら走るも、なかなか落ちない
上りで頑張ると後々に響くからと分かっているのに、落ちない
結局、最初の5kmは25:02
5kmを過ぎると今度はゆる〜い下り
徐々にペースを落とせるようになってきた
当然のことながら、どんどんと追い抜かれていく
暑さが気になるので、エイドでは、一列目の水は飲んで
2列目の水は体のあちこちにかけ
3列目はスポドリなのでこれは飲む
各エイドでは最後までほぼこのパターンを貫いた
ガス欠だけは避けたかったから
それでも、給水が追いついていない感じもあった
何度か水を入れてもらうのを待ったことがあった
3日間休養したせいか、いまのところスムースな走り
出来るだけ影を求めて走る
カンカン照りとはいかない感じで助かった
10kmを過ぎたあたりでようやく走りのリズムが出てきた
ペースもまずまず、予定よりもやや速いけれど
後半の借金となるかもと思いつつも流れに任せることにした
快調に走っていたけれど
15kmあたりで腰に少し違和感を覚えるもペースは比較的順調だった
JRの高架をくぐって街の北側に
いつもの事ながら沢山の声援
20kmを通過
も少し走ると長い長い折り返しコースが始まる
この区間を走りきれば完走が見えてくる
声援も今までに比べるとやや減ってくる
折り返しコースに入って、先頭ランナーを見たいのと
もしかしてテレビに映るかも、なんてことを考えて
中央よりを走っていたけれど
そんなことをしていたらエイドを見過ごしてしまうので
しばらくして、いつものように歩道脇を走る
25kmを過ぎたあたりから、ピタッとペースが落ちた
腰から脚にかけて、やや重い感触が出てきた
ここからが気力との勝負
はるか遠くまで見渡せる直線コースはきつい
緩やかな跨線橋を2箇所超えると最後の折り返し
エイドで給水するとしばらくはやはり元気に走れる
ただ給水エイドは5km間隔なので、その元気は次まで持たない
暑さのことを考慮して何箇所か臨時にエイドがあってかなり助かった
段々とエイドで殆ど立ち止まって給水をするようになってきた
距離表示が1km毎にあるけれど
次の1kmが長く感じるようになってきた
ペースも落ちたし、腰も重いけれど
脚はそれなりに順調に動いてくれているのが救い
前回リタイアとなった35km地点を通過
8分まで落ちなければ完走できるよぉ〜と言う
的確な嬉しい声援をもらったのもこのあたりでした
最終関門の40kmまで40分かかっても大丈夫な計算
ここで、とにかく40kmを通過することだけを考える
そして、完走がかなり現実のものとして見えてきた
しかしこの5kmは長かった
北大前を通過して40km手前で
やっと追いついた、と声がするので横を見るとなんと
○豆太郎さんじゃないですか!
いつ抜いたの?先に行ってくださいよ、などと言いながら
しばらく並走したけれど、じわじわと離されていった
40km関門を10分前に通過
これでもう「完走」は保証された
歩きたい気持ちにかられるけれど
大通りに出るので沿道の声援も一気に増えて
正直、歩いてなんかいられない
エイドは中島公園までほぼ連なってあった
はるか前方に昨日も今朝も見た中島公園が見えてきた
公園に入り園路に沿ってゴール目指して走る
両手を高々とかかげてゴ〜〜ル
昨日またがなかったゴールラインを自分の脚で越えた
○よみよさんがゴールで待ってくれていてすぐに声をかけてくれて嬉しかった
5年ぶりの完走
首にかけてもらったメダルが眩しい
一度も歩くこともなく、最後まで気持ちを切らさずに走ってよかった
逮夜のお参りをパスして札幌に走りにきただけに
なんとしても完走しようと思っていた
これで、おやじもきっと許してくれたと思う
〜 スタート 0:29
〜 5km 25:02
〜10km 25:56
〜15km 26:19
〜20km 27:16
〜25km 26:56
〜30km 28:02
〜35km 28:56
〜40km 29:24
〜ゴール 13:25
トータル 3:51:50
完走の美酒をゆっくりと味わいたかったけれど
後輩が退職して仕事が増え、平日は休みにくいかも考えて
1泊にしたので帰りを急ぐことにした
最近の状況なら休めたようで、ちょっと勿体なかった
手早く着替えて、5時過ぎの地下鉄に乗り
札幌から新千歳に向かい、空港で待ち時間の間に「プチ祝杯」
9時台に家に辿り着いて、ようやくゆっくりビールを飲みました