天体界道100kmにちなんおろちマラソン全国大会

                    2006.06.25

2年前からウルトラといわれる大会に出るようになった

出るに従って段々と楽しく面白くなってきて

あちこちの大会を探すようになった

この大会は青馬会が毎年多くの人が参加していて知っていた

けれども日本屈指の山岳難コースと聞いていた

それでも四万十川、隠岐の島を完走し

村岡の44kmを走ったりするうちに

出てみようかなという色気がでてきた

勿論タイムは二の次三の次

時間内完走だけを目指して・・・

 

年明けは思うように走れなかったけれど

3月頃からは順調に走りこめた

トライアルと考えていたユリカモメで設定した目標をクリアー

それなりに手ごたえを感じていた

ところが最後の1週間という所で

体が脚が思うように動かない

火水木といつもの練習を軽めにこなして

練習を切り上げる予定が

木曜は雨で流れ水曜は脚に疲労感が漂って止め

結局火曜一日走っただけで本番を迎えることになった

ただ水曜から休養したおかげで体が少し軽くなってきた

 

いつも何時間で走る、なんて目標は決めてなくて

60kmまでは6分/kmで持ち堪えて

80kmまでは疲れを紛らわしがてら気分転換も兼ねて

エイドで少し多めに休憩を取ったりしながら走り

ラスト20kmはその時点の調子で決めるというのが

私なりの走り方

今回はコースを考えるとそのペースは多分無理

私が描いたプランは

60kmまでをなんとか7時間以内で走る

そこから最大の難所の坂があるから

残り40kmを5〜6時間で走れたら

いいかなと考えた

 

金曜の夜に荷物を作り土曜の朝8時過ぎのバスで駅に向かい

9時に加古川でジェイさんと落ち合い出発

蒜山SAで濱ちゃんたち大阪組と合流

高速を降りてすぐのそば屋で昼食

メニューは4種類まで、と念を押された

別のグループが又別の4種類頼めば8種類やなぁ

なんてひそひそ話をしながら美味しくいただく

3時頃に受付会場の日南町役場に到着

初参加が二人いるということもあって車で63〜100km間での

コースを「逆走」してくれた

隠岐の島とちがって坂は数は少ないけれど長い

今夜宿泊する桜ヶ瀬会館に立寄ってすぐに「フロ」に向かう

10km弱走るともう広島県

クロカンパークという所でゆっくりフロにつかる

宿に戻り荷物をといて明日の用意

レストステーッションへの荷物は

シューズ、ウエアー上下、ウイダーinゼリー、消炎スプレー、靴下

この荷物が活躍したことはないけれど・・・

別棟で夕食をとり明日の健闘を祈って生中で乾杯!

宿で少し飲み直しながら明日の話やら「あさって?」の話やら・・・

今日は嫌になるほどのええ天気だったけれど

今朝の予報では曇り夕方雨だったのが

食事の時のテレビでは「雨」になっていた、ラッキー!

もっと夜遅くまでおしゃべりをするのかと思っていたら

9時前にはお開きとなり9時過ぎには消灯でした

 

夜中に何回か目が覚めて熟睡できたような出来てないような・・・

2時半起床、3時朝食

朝の日課の「トイレ」はすっきりとまでは行かなかった

3時45分出発4時過ぎにスタート会場の役場前に到着

奥まった場所に陣取ってスタートに時間を待つ

この時期なので5時と言ってももう明るい

買ったカッパは結局携行するデジカメの防水用に使用し

ゴミ袋で作った簡易カッパを腰にぶら下げる

5時スタート

走り出してしばらくすると止んでいた雨がまた降り出し

簡易カッパをかぶる

しばらくは多少の勾配はあってもごくごく普通のコース

時計を見ると予定より少し速いけれど

脚が完全に戻っていないので走りは少し重い

参加人数が少ない(400名弱)こともあって5km付近では

早くもぽつんと一人になった

その後も集団に吸い込まれたり一人になったりの繰り返し

ゆっくりペースのつもりだったけれど

最初にそこそこのペースで行ってしまったし、行けたしで

余り意識して落とさず成り行きに任せることにする

20kmを過ぎても「坂」が登場しない

小さな勾配はいくつかあったけれどまだまだ序の口

35km過ぎのエイドで熊除けのスズを子供からもらう

ここからがいよいよ前半の「山場」

このあたりで右脚の付け根付近に痛みが走る

ここを痛めると走りにくい

しばらくはすると今度は左の内側の膝から太ももにかけて違和感

ついてないなぁ・・・・・

上りはなんとか走れても

下りを走ると脚が痛い、スピードが出せない

それでもだましだまし状態でなんとかレストステーションに辿り着く

37km組のスタート1分前だった

このあたりでもう下りは走れなくなっていた

走り出してから変更したタイム予定より少し遅かった

それでも60kmで6:04:51だからまずまず

先頭集団の写真を一枚撮って団子汁やおにぎりを食べてすぐに出発

レストステーションで長居はしないと決めている

おいて置いた荷物は開けることもなくクマ除けのスズをなおしただけだった

 

ここからは脚のことを考えて予定を変更

残り37kmで8時間ほどあるので

上りは歩く、下りは「一応」歩く位の速さでも走る、ことにする

64km付近から延々と5kmほど続く坂は完璧に歩いた

周りを見ても走っているのは99%いない

峠を越えて少し下ったところが70km地点

そこまで心に決めて歩く

65〜70は55:42かかった

そこからはだらだらと延々と下りが続くけれど走れない

下りを歩くようになった

町の人たちから、雨が降るのに軒下で或いはカサをさして

名簿片手にゼッケンで名前を確認しながら

○△さんがんばれぇ〜と暖かい声援を送ってもらいました

規模は小さいけれどほんわかムードの大会です

エイドにはほぼ100%立寄った

コーラがどこにもおいてあったので必ず飲んだ

給食も寿司、お汁粉、ソーメン等をしっかりいただいた

雨は小雨になったり時々止んだり時にすこししっかり降ったりという状態

簡易カッパ、首の開放部が大きすぎて肩から落ちそうになってきたので

途中のエイドでスタッフにお願いしてほかしてもらう

歩くといっても結構速い

時には走っている人と並んだり抜いたり・・・

抜くと必ず走って抜き返されましたけどね^^

80km付近もまたまた坂

脚が元気であればどんな走りをしていたかと思うけれど

上りはひたすら歩く

復活してくれよぉ〜と自分に言い聞かせるように言ってみた所で

そう簡単に治るわけはないし、辛い、哀しい

最後の関門である95.6km地点で初めて

青馬会のうららさんと会う

やなちゃんが10分ほど前に行ったとか

どこで抜かれたんやろ?

記念撮影してソーメン食べて一息入れてゴール目指して出発

ラスト3km弱はなんとか走ったけれど

苦痛で顔がゆがむ

走りながら、我ながらこの状態でようここまで辿り着いたと思った

 

11時間51分28秒

 

ウルトラは長丁場だけに何があるか分からないし

少なくとも万全の状態で臨まないと

見事に打ちのめされると思った

 

体調を整え、故障のない状態でもう一度トライしてみたいと思うけれど

はてさていつになることやら・・・・

比較的順調にきていただけに正直悔しいレースでした

 

〜  5km  28:41

〜 10km  29:13

〜 15km  25:55(短い?)

〜 20km  29:04(長い?)

〜 25km  30:46(長い?)

〜 30km  27:12

〜 35km  28:42

〜 40km  33:35

〜 45km  33:17

〜 50km  34:06

〜 55km  36:07

〜 60km  28:07

〜 65km  44:21(含むレスト)

〜 70km  55:42

〜 75km  38:59

〜 80km  42:51

〜 85km  44:35

〜 90km  40:55

〜 95km  43:09

〜100km  36:04

トータル 11:51:28

 

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