NAHAマラソン

                   2003.12.07

今回は完走記というよりも「NAHAスティ2泊3日」のとりとめのない

旅日記と思ってお読みください。(ダラダラと長いです)

 

時間を気にせず走っていたので、距離と風景が一致しません。

覚えているのはエイドや声援のことばかりです。

 

 

今年は福知山からNAHAまでが2週間。

日にちがあるという余裕か、2年目の怠慢か11月23日の福知山マラソンが終わってから

なんとなくホッとしてしまった感じで1週間で20kmしか走らず。

 

NAHAシューズ

月も変わったし気分も変えて今月になって、しっかり練習再開の予定だったのに

初っ端の1日、長女のPCにウイルスソフトをインストールするのに予定外に時間がかかり

半時間足らずしか走れず。

これがケチのつけ始めだったのかな?。

NAHA用に買ったシューズで試走したけれど、右の甲の所があたる。

何足もシューズを買ってきたけれど、初めての経験。

走りながら紐なんかを調整したけれど、もうひとつしっくりこない。

帰って見たら皮がめくれている。「ベロ(?)」の裏側の端っこ辺りが当たる。

最初に履くときに、変な型がついたのかもしれない。

翌日は患部にバンドエイドを貼って走るも、あたって痛む。

ついうっかりテープを貼るのを忘れて走った木曜はゆるゆる状態でも1周でリタイア。

幅と高さが微妙に足に合ってないのかもしれない。勢いで買ったのが間違いだったかな。

最後のテストにと「前夜祭」に厚めのマメ用のシールを貼って履いて出かけたけれど

往復に履くシューズならなんの違和感なく履けるのに、これだとやはり患部が当たる。

で、残念ながら本番では履くこともなく、カバンの中で眠っていました。

レースには、往復用に履くシューズで走ることに。

保険のつもりで、レースの時はいつも万が一のことを考え、往復に履くシューズも一応レースで

使えるものを履いていきます。今回はそれが初めて役に立ちました。

 

前日

11時前の飛行機とは言え、関空出発は初めてなので、余裕をみて早めに家を出る。

今にも雨の降りそうな天気。

「カサはいらんの?」という女房に、三宮に着いたら後は濡れることはないし

向こうは晴れるから、と言ってカサは持たずにでかける。

乗り換えもスムースに行き、三宮に8時前に到着。

ここで走さんのお友達でもある鳥井さんに会う。聞けば、むいむいの母さんと一緒に行くとか。

世間は広いようで狭いなぁと思いました。お二人は練習仲間だとか。

バスに乗り込み発車を待っていると、むいむいの母さんが登場。驚くお母さんと一言二言

車上から言葉を交わしてお先に失礼。

関空まで湾岸道路をひた走る。大阪までは近いなぁと思ったけれどそこからの遠いこと。

考えてみれば、泉州マラソンはそれを走ったわけだ。やっぱりフルは長い。

関空のサテンで一息。搭乗手続きが始まる頃には、雨が落ちてきていた。

那覇に着く前の機内アナウンスで「那覇の天候は雨、気温は・・」と。

窓に当たる雨が横走りする。

8月に開業したゆいレールで受付会場の奥武山競技場に向うべく、切符売場に行くと

40分ほど先に到着したはずの「むいむいツアー」ご一行さまにまたまた遭遇。

同行している「タカちゃん」は2,3年前に神戸ラブランの10kmで、ラストのしんどい時に

競り合ったおかげで好記録を出すことができた「恩人」でした。

また、これで新しい人と出会うことができました。

2両連結のかわいいモノレールに乗って会場に向かう。

駅から受付会場に着くまでに、もうしっかり「水もしたたるいい男」の出来上がり。

ゼッケン、Tシャツを受取り、ハガキを投函して、受付け終了。

タクシーでホテルにと思ったけれど、止まってくれず、濡れついでとばかりに

雨の中、重い荷物を抱え徒歩でホテルに向かう。15分位で到着。

朝食付きを頼んでいたのに、フロントで「朝食は無料サービスです。食パンとコーヒー、紅茶を

用意しています。明日はバナナをおつけします」だって。それもセルフらしい。

ちょっとしょぼいなぁ。レースの日の朝は和食がええのに、困ったなぁ。

来年は出来ることなら、去年のホテルにしよう。

部屋で荷物をほどき、びしょぬれになったウインドブレーカーを干す。

ホテルで借りた傘をさして国際通りへ買い物ツアー。

途中、パレット茂久地のモスで遅目の昼。ハヤシバーガーをぱくり。

2年目でもあるし、今回は土産は少なめにと思っていたけれど、結局は昨年並みでした。

まぁ、これも楽しみのひとつだから。買った品物は店から送ってもらう。

帰る途中のコンビニでおにぎりを手にしたものの、賞味期限が朝の7時だったので止める。

代わりにどら焼き2個とミニドーナッツ3個を買う。

帰り着いたホテルの前でらむかなさんやボクシーさんとばったり。

聞けば、今日私が泊まるホテルはらむかなさんの定宿とか。

びしょびしょだったGパンは体温で自然乾燥できたようです。

ウエアーやゼッケンなど明日の用意を済ませ、「前夜祭」の会場に。

予約を聞いているいないで少しとらぶったものの、なんとか宴もスタート。

しかし、乾杯用のオリオンビール、2本しかないと言われて、一同唖然。

話も弾み、酒もすすみ、3時間はあっという間でした。

2次会にも参加してホテルに帰りついたら11時半頃。

風呂にも入らずそのままベッドへ。お休みなさい。

 

当日

6時過ぎに目が覚める。

早めにセルフの朝食をさっさと済ませ、部屋でリラックス。

沖縄の日の出は遅く、7時でもまだ少し薄暗い。

着替えを袋に入れ、Tシャツ、スーツスラックスにランシューズという出で立ちで出発。

去年に比べると少し気温が低く、風が少しある。走るには丁度いいかもしれない。

いつもの集合場所に、三々五々人が集まってくる。

らむかなさん、ボクシーさん、さこぴーさん、皆様の後援会さん、のん姉さん、あなきしょさん

ケンケンさん、桂子さん、小池さん、むいむいさん、むいむいの母さん、タカちゃん

ぬまっちさん、ガヤさん、かっちゃん、かんたさん、海苔さん、ともさん、おさるさん、等々。

誰か抜けてたら、ゴメンね。

着替えが済むと、皆、お互いに自分の姿を忘れて、仮装を笑い合う。

写真を撮り合い、集合写真も撮って、いざスタートラインへ。

これほど緊張感のないレースも珍しい。頭の「ボンボリ」が可愛いボクシーさんとスタートを待つ。

今年のゲストは高校生プロゴルファー、宮里藍さん。挨拶はしっかりしてました、さすがです。

スタートのカウントダウンもなく、気がつくと先頭が動いているのでスタートした様子。

いよいよ年に一度のおまつりレースの始まりです。

国際通りを抜けるころまでは、なかなかスムースに走れない。

集団で走るから少し坂になるとバラけかけた集団がまたじわぁ〜と詰まってくる。

去年は最初は多少なりとも少しは速く走る気持ちがあったけれど

今年は`6分位で走れたらええかなぁ、駄目ならもっとゆっくりで、くらいの気持ち。

予定は4時間半、まぁ5時間もあれば帰ってこれるだろう、という予定。

市街地は沿道の声援が途切れることがない。

国際通りを後にしばらくすると、公式のエイドとエイドの間に

これでもかこれでもかというほどの私設エイドが並ぶ。

去年に比べて少しは走りこみができているせいか、足取りは思ったより軽い。

足取りと言えば、痛み止めのために持ってきたボルタレン、飲むのを忘れる。

去年に比べて気温が低いと言っても、南国沖縄なので、給水はしっかりと取り

アフロの中に氷をほりこんで頭を冷やすことも忘れない。

首筋にもしっかり水をかけていく。

前半は上り下りを繰り返しながらダラダラと上っていくコース。

普段の練習のロング走と同じ位のペースのせいか走りは快調です。

バイパスでは中央分離帯に上って走ってくるランナーをパチリ。

8km手前でMAKOTOさんからエールの電話をもらう。

あら、携帯持って走ってるわ、という声が聞こえる。

10時頃に今度は納豆太郎さんからメール。もう、走ってるよぉ、と返信。

走りながらでは、打ちずらいので、立ち止まってメールしてたら、沿道の人に笑われた。

10時半頃、またまた納豆太郎さんからメール。

メールなんぞ打っとらんでまじめに走らんかぁ」。ならメール送るなぁ〜(笑)。

11時頃今度は女房からメール。

「楽しく走れた?。」なんで過去形なん?。まだ走ってるちゅうねん。と返信。

沿道で沖縄舞踏や沖縄太鼓(?)で声援を送ってくれている人たちを立ち止まって

写真に収めていたら、また、笑われた。

私設のエイドでお水をもらったり、黒砂糖を食べたりしてると、当然と言えば当然ですが

10人が10人、暑いでしょ、大変ねと。

「ほんと、暑いの!。でも、がんばりまぁ〜す」と言って次のエイドに向かう。

ハーフの遥か手前で「もうちょっとや、がんばれ〜」には横のランナーと二人して思わず苦笑い。

去年走ってましたよね、とランナーから声を掛けられ、写真を撮られたりもしました。

ハーフ近くになるとなんとなく周りの人の足取りがゆっくりになったように思えたのは

気のせいでしょうか?。ハーフ走ったからもういいやぁ、という人もいるって聞いたし。

20`の通過が2時間くらい。ちょっと早いかな?。

コースの中間点あたり前後何キロかは、左手に東シナ海が広がる景色のいい所が多い。

 

5`毎のラップを下にまとめていますが、休憩が多いから足の状態を正確には反映していません。

後半は特に疲れてきて、エイドタイムが長いので尚更です。

 

後半に入ると、前半と声援の仕方が微妙に違うように思えたのは私だけ?。

前半は、とにかく元気で、にぎやかで、ガンバレ〜という感じ。

ところが後半は特に糸満付近の応援は少しおとなしい印象。

小さな娘さんを連れてエイドを設けてくれていたお母さんからは

これ食べたら元気になるよ、とちいさな梅干入りのおにぎりをいただいた。

走りながら食べれるようにと、小ぶりでラップで巻いてありました。

私はもちろんしっかり立ち止まり、おしゃべりをしながらよばれました。

昔少女だった集団からも温かい声援をいただきました。お礼に、また一枚パチリ。

あるエイドではおじさんが一人で(二人だったかな)ポリタンクにジュースを沢山詰めて来ていて

一生懸命黙々とコップについでくれていました。疲れ出した体に甘〜いジュースは最高でした。

今回もまた共に走っているランナーからもたくさん声を掛けていただきました。

去年消防士の格好で走っていたランナーは今年はレスキュー隊の服装で走っていました。

「たいへんですねぇ」の声に、走り去る後姿に「がんばれぇ〜」と声援を送る。

風が少し強くなりだした30`過ぎだったかな、そこでもらったホット紅茶。

これも、また美味しかった。

糸満市を出ると道幅が結構広くなり、疲れてくる体にとっては、ちょっと走りづらい感じ。

私には片側1車線の道路で両方に民家の軒が連なるような所を走るのが一番気持ちいい。

今年も、いただきます、ありがとう、行ってきます、の繰り返しだったような気がする。

ところで、公式エイドってほとんど水とスポンジだったように思うのですが・・。

去年はもう少し色々ありませんでしたっけ?。

私設エイドも多少そういう傾向があったように思えました。

だから、どうっていう訳ではありませんが・・。

今回の一番の声援は「サラリーマン、リストラされるなよぉ〜!」でした。

「はい、がんばります」と言うしかありませんでした。

しんどかったと思ったのは38〜40`くらいで、後は本当に楽でした。

ラスト近くになって若い「おさる」さんと少し併走。

しっぽを掴んで走ってたら、この卑怯者〜、だって。

競技場手前で、「おさる」を振り切り、トラックを最後の力を振り絞って走りゴール。

今回も福知山に続き「完」走でした。

そして、今までのフルで一番「楽」に走れたレースでした。

後で聞いた話では、もう一人「サラリーマン」が登場し、しかも、革靴で走ったとか。

来年は、何か手を打たなくては・・。そういう問題とちゃうか・・。

 

0〜 5   30:01

5〜10   28:25

10〜15   30:45

15〜20   30:59

20〜25   30:47

25〜30   32:08

30〜35   31:20

35〜40   32:27

40〜ゴール  13:54

4:20:46

 

ゴール後、体が冷えてきたので早めにホテルに戻る。

バスで汗を流し、冷えた体を温める。お世話になった「背広一式」も汗を洗い落とし、自然乾燥。

珍しく、体調が少しすぐれない。

ぬくい格好をして、アフターの会場に。途中、おにぎりを一個食べて少し落ち着く。

「伴ネット」の集まりに、むいむいの母さんたちと一緒に参加させてもらってのアフター。

久しぶりにメグさんと会い、少し言葉を交わす。

時間の経過とともに、いい雰囲気になり三線の音が響き、踊りも出だして最高潮に。

体調を考えて、ビールは控えめに、食べ物はしっかり、でした。

2次会は国際通りで飲んでいる昨日のメンバーのところに合流。

○苔さんの独演会状態?。ここでも、3時間ほどで、ビールと泡盛3杯ほどに押さえる。

12時前にホテルに戻る。

 

月曜日

目覚めすっきり。体調、回復。

筋肉痛ほとんどなし。

しょぼい朝食を済ませて、荷物を整理、しばしテレビを見ながらリラックス。

8時半頃チェックアウトし、荷物を預けにパッレトに向かう。

通学途中の女子高生を見かけるが、スカートの超ミニなこと。

証拠の写真をと思ったけれど、誤解をまねくといけないので、写真は撮らず。

コインロッカーに荷物を預け、身軽になって、首里城公園に向かう。

もっと壮大なイメージを抱いていただけに、ちょっと期待外れ。

日本とは全くと言っていいほど異なる文化が存在したことを、改めて認識する。

石畳の道も無粋にも工事中の個所があり、残念。

紅型工房をのぞいて、2,3枚お土産に買う。

一番楽しみしていた昼食。いずれの店も月曜定休で、食べられず。

雑誌に紹介はされていたけれど、ちょっと愛想のない店で昼食。

ソーキそば、ゴーヤチャンプルとご飯のセット。ボリュームはたっぷりでした。

国際通りに戻って、ゆし豆腐とジーマーミ豆腐を探す。

ジーマーミ豆腐だけスーパーで見つけ購入。(←美味しかった。すこしもちっとした食感。)

ゆし豆腐は売り切れ。あちこち探したけれど見つからず。

スーチーカーも買って、NAHAツアー終了。

スタバ(スターバックス)でお茶している間に使い捨てカメラの写真を現像してもらう。

空港では飲み足りなかった「オリオンビール」をぐいっと一飲み。うまかったぁ。

5時過ぎ、少し暗くなりかけた那覇を立ち伊丹へ。

降り立った伊丹はやはり寒かった。

三宮で電車を待っていると、「日常」に戻った感じがした。

 

また、来年も楽しい思い出を作りに出かける予定です。

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