勝田全国マラソン

2003.02.11

その名前すら知らなかった勝田マラソンを意識するようになったのはいつの頃だったの

でしょう。

納豆太郎さんが昨年バス便でこちらから里帰りがてら出かけたころから気に仕出したの

かも知れません。

荒川で北海道でMEGさんに誘われるままに、ついついいつもの調子でその気になって

参加を決めていったような気がします。

誘われるとついつい行ってしまうので、誘わないでぇ〜。

申し込み期限は11月末だったんですが、夏に足を少し痛め、10月にはノーランにな

るほどだったので、申し込みを躊躇していましたが幸いにも福知山の前に痛みが引き

タイムは別にして福知山を完走できたので、出ることに決定。

12月になって勝田に向けての練習を始め、350kmも走りこんだものの、結果とし

てそれが悪かったようで、年明けにまた一時リタイアー。

病院から薬をもらい、それを飲みつつ練習再開。練習量は少し落とす。

前週の木津川は、最悪DNSも視野にいれたものの、ペース走のつもりで出る。

予定通りイーブンペースで走れたものの、5kmで約30秒ほど遅い。体内時計が少し

狂っている感じ。

土日で最終調整のつもりが土曜は仕事で走れず、日曜も軽くジョグ程度で終わる。

悪いイメージはないものの、やや不安の残る仕上がりでした。

10日は午前中仕事。昼から退社して、空路東京へ。名古屋あたりから明日の天気

を予感させるような厚い雲。

モノレール、電車と乗り継ぎ水戸を目指す。

夕食は電車の中でKIOSK弁当。8時前にホテルにチェックイン。

連絡をいただいたMEGさんと近くの居酒屋で軽く一杯。

早めにホテルに戻り風呂にも入らず、ベッドへ。6時の目覚ましがなるまでぐっすり。

外を見るとやはり路面が濡れている。

それでも、雨粒はあまり大きくないようで、このままのペースであればと願う。

8時過ぎに夜行で駆けつけたみぞさんが荷物を置きがてら部屋に。

9時の電車で一駅隣の勝田に向かう。車内はランナーばっかり。

勝田駅で伊奈いいさんと合流し、会場に向かう。

小雨模様なので、Martyさんが場所取りをしてくれている、体育館に向かう。

見覚えのある顔、顔、・・。

忘れない内にと、完走イモをGET。

着替えも早めに済ませ、グランドのテント組の方にもお邪魔する。

ここでも、多くの方と再会を果たしました。

知った顔ぶればかりで、近くの大会にでも出ているような感じ。

気分的に随分とリラックスできる。

11時スタートですが、10時半を過ぎてもその辺をうろちょろ。

緊張感がなさ過ぎるかな、という感じです。

福知山のようにしつこいくらいの召集合図もなく、15分程前にようやくスタート地点に

向かう。

既にかなりの人が整列。その中に入りケンケンさんとしばし歓談。

11時スタート。

予定では本日は22分30秒/5kmで30kmまで行き、出きるだけ粘る作戦。

スタート地点は駅前商店街で少し狭いものの、6,700mで右折すると広い道路に

出るので、6000人ほどが参加している割には、すぐにバラけて前が気になることは

ない。

5km地点まではほぼ直線のコース。少しペースが遅いかもしれないが、最初の5km

だから、まぁいいかっと思う。

それでも5kmのラップは予想より遅く23分55秒。体内時計では23分を少し

オーバーした位を想定していたから、頭と足の感覚に少し誤差がある。

最近の傾向そのままに、ようやく体が起きてきたように思うものの、走りのリズム

はやはり重い。

6km辺りから長〜い直線。沿道の声援も減ってくる。緩やかなだらだらと勾配が

続く。今回のコースを走って思ったのは、直線の部分が後半の一部を除いて多く

しかも、下りにしろ上りにしろ、先が見えてしまうこと。

下って上った前方に先頭集団が見えたりする個所もありました。

予備知識として聞いていた風は今回は右前から吹いていた。集団の後ろについたり

してみたけれど、さして効果なし。

少しペースを掴めてきたような足取り。

しかし、上り下りをはっきり足で認識するような走り。調子はあまりよくないなぁ。

10kmを過ぎて最近の傾向と同じで、ようやく気持ちよく走れるようになっては

来たけれど、結果として表れるタイムはまったく平凡。

今日はこのペースをどこまで引っ張れるか、が問題と考える。

途中には当然のことながら、公式エイドがあるけれど、あまり目立たない。

給水も殆ど水の所が多かったのではないでしょうか。

むしろ、私設エイドの方が充実しているように思う。

伝統ある大会であることを実感する思いです。

20kmまでは曲がりなりにも、平均23分/5kmで走れた。貯金が8分弱。

予定より30秒/5km遅い。

問題はここから。このペースをどこまで持たすか、落ち込みをどれだけ最小限に

抑えることが出来るか。

橋を渡る途中にある25kmのチェックポイント付近で幹事のMEGさんに追いつき

追い越すものの、足がバタっと止まった感じ。

30km過ぎの坂で元気を取られてしまわないように、と言われていたけれど、その前に

徐々にカウンターブローのように脚がじわじわと疲れていく。

それでも、30kmまでは何とか粘って貯金を作りたいとの思いから

脚を前へ前へと進める。

30km地点で5kmのラップ、25分を1分あまりオーバー。この1分は痛い。

ここまでで、貯金15分の予定が7分30秒ほど。

いよいよ、ここから本当の戦いが始まった。

33km付近から始まる坂がどんなものか、不安になって来る。

そしてついにやってきた坂。勝手に坂は登って下ると考えていたけれど

ここは下って上る。だから、下るときに次の上りが見えてくる。

疲れた体にはこれが一番辛い。

この地点に来るまでも、もう少し起伏が少ないと思い描いてきたけれど、きつくは

ないけれど予想以上の勾配でした。

歩きたくなる。しかし、記録を目指すためには、歩きは許されない。

もう完全に失速状態。気持ちも切れつつある。

この5km28分31秒。

貯金を贅沢に使ってしまった。あと7kmでどれだけ辛抱できるか。

30分を切るという目標のためには、必死に食らいついて走る姿勢が絶対必要条件。

しかしながら、気持ちが甘い。そして、すぐに悪い結果を引き出してくる。

もう倒れる、というほど頑張ったか。もう脚が動きませんという所まで、老い込んで

いるか。

「30kmで目標を変更しない」とかいう格言があるそうですが、私はすぐに下方修正。

この癖を直さないかぎり、明るい明日は開けてこない!。

歩けば楽になる。しかし、楽していては結果は出てこない。

7kmの間で3回歩いた。自分の根性のなさが情けない。

広い道にでて、ゴールまで2kmの所まで辿り着く。

あと2km、周りの人たちは最後の頑張りをみせて力走しているのに、自分は

まるでペースが上がらない。

ベストから2分程遅いタイムでゴール。

手元計時で3時間33分13秒。

ゴール後の自分はまだ余力があるように思えた。それが無性に腹が立つ。

勝田もこのままでは終われない。

自分に納得のできる走りを目指して、来年またチャレンジの予定。

翌朝、みぞさんと千波湖まで散策にでかける。

1周約3kmの走りやすそうなコース。近くにこんな場所があればと思いました。


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