みかた残酷マラソン     2002.06.10

 大会当日まで
 
 そもそも、この大会に「興味」を示すようになったのは2001年6月に
 行われた六甲アイランド練習会で、走さんのお友達鳥居さんに、「一度
 出とかんと話にならんやろ」と聞いたのが、始まりです。
 みよぴょんさんからも、安くていい宿があると聞き、前夜祭もいいと聞か
 されて、ぐっぐっとその気になる。
 一番悩んだのは、やはりそのコースの「タフ」さ。700mの高低差は
 軟弱な私の脚には、きつすぎる。
 それでも、24kmで制限時間4時間、まぁなんとかなるさと、最後は開き
 直って、申し込む。
 とは言うものの、今年になって脚はすっきりしないし坂道ランは晩ランで
 少しやる程度。
 1週間まえに、ようやく泥縄式に西区垂水区周遊コースを走って、坂を
 「少し」だけ経験。実際はもっともっとすごいんだろうなぁ。と改めて思う。
 
 前日
 
 近所の「K氏」さんと落ち合って、一路大会会場へ。
 4時過ぎ会場に到着。受付を済ませブラブラしているうちに
 イチコロさんと遭遇。岡山からの進くんグループとも無事合流。
 宿に移動、鎌倉から参加のT.aoyagiさんと合流。
 夕食後前夜祭会場へ。有森選手と高石ともやさんとの
 意外な繋がりが面白かった。
 本日珍しくアルコール飲まず(正確には飲み損ねた?)。
 
 当日

 5時半に目覚ましをかけたけれど、その前に目が開く。
 部屋の窓から見える「雲海」がきれいだった。
 体をゆっくり目覚めさせ、朝食後会場に。
 次から次へと、見覚えのある人と会う。
 わざわざ応援に駆けつけてくれたみよぴょんさんとも会う。
 ごんちゃん、みぃさん、スポックさん、鳥居さん、いしくん等々。
 もも組の人たちのお顔も少し拝見。
 早めに荷物を預け、走る格好でウロウロ。日差しが強い。
 スタート地点
 少し早めにスタート地点へ移動。
 普段のレースに比べると、緊張感は少なく、和やかな雰囲気。
 高石ともやさんらの「応援歌」やホノルルマラソンが当たる抽選会も
 無事終了。 

 スタート〜5km

 9時スタート。
 鳥居さんに、最初のゆるい下り3kmほどを押さえんと坂に入って
 足が止まると言われ、ゆっくりゆっくりと自分に言い聞かせながら
 走り始める。それでも時計を見ると入りの1km4分31秒。
 呪文のようにゆっくりゆっくりと唱える。
 3.5km過ぎで一般道に別れを告げ、山道へ。
 スポックさんが言っていた通り、いきなりかなりの急勾配。
 本当にきついのは最初だけという、スポックさんの言葉を信じて
 ここはゆっくりゆっくりと上る。遥か前方を見ると気が遠くなるので
 目線を少し下げて、走る。坂に入ってからの4〜5kmの1kmは
 6分42秒。ほぼほぼ予定通り。
 〜5km 25分33秒
 
 5〜10km

 給水所は必ず立ち寄り、1杯はしっかり飲みもう1杯は体にかけることを
 心がける。
 5km過ぎで有森選手に追いつかれる。ついて行こうと思ったが、いくら
 最近全く練習をしていない(東京国際以来ノーランとか)と言っても、地力が
 違いすぎます。じわじわと離され、そのうち見えなくなってしまう。
 坂はきつい。しかし、歩こうとは思わない。完「走」が目標。ゆっくりでもいいから
 と自分に言い聞かせ走りつづける。抜かれても、まったく気にならない。
 7、8km過ぎ(?)で坂の勾配が少しましになる。上っているけれど
 最初の急勾配を経験すると、ここからの坂が楽に思えるから不思議です。
 それでも、しんどい事に変わりはありませんが・・・・。
 くねくねと山道を上っていくリズムにだいぶ慣れてきた。時々出てくる
 フラットか緩〜い坂になると、自然とピッチが上がる。
 〜10km  33分11秒
 
 10〜15km

 もうちょっと、と思いながら最後の力を振り絞り、坂を登りつづける。
 第4給水所で「働いている」有森選手を発見。一緒に写真を撮ってもらう。
 11km当たりで下り坂に。もう下り?。そんな訳ない。だまされるな、と思う。
 頂上は13.5km地点だそうです。12km当たりからの最後ののぼりが
 きつい。しかし、これさえ我慢すれば後は下るだけ。あと、1km、あと500m。
 ついに来たぞ、頂上。
 標高858m。
 そこからは、もう下りも下り。しかし、これが意外とスピードに乗れない。
 飛ばしすぎて足が少しでももつれたら・・、膝を痛めたら、と思うと押さえてしまう。
 特にカーブが怖い。やはりここでも、どんどん抜かれる。みんな、すごいなぁ、と感心する。
 下りに入って暫くして、誰かが背中を「トン」。みぃさんでした。
 並ぶ間もなく、おいていかれる。「紐」をかけて電車ゴッコする間もなかった。
 〜15km   29分34秒
 (〜13.5km 23分04秒 頂上まで)
 
 15〜20km

 足元で変な音がするなぁ、と思って見ると右足の靴紐がほどけている。
 慌ててくくりなおす。この小休止で、それなりに掴みかけていた下りのリズムが
 また最初に戻った感じ。気を取り直して、また下る。
 17km過ぎに少しだけ上りが。一気に下ってきた足にはこの上りが意外と
 辛い。短い距離だったのがせめてもの救い。景色がすこしづつ変わってきた。
 町が近づいてきたのを感じる。
 スッタフの一人が「試走」のゼッケンを付けて走っていました。
 スタート地点で少し話をした高知からきた男性(66歳)に頑張ってくださいと
 声をかけて、下を目指す。その横で、「試走」のゼッケンを付けて走っているスタ
 ッフが
 みんな元気やなぁ、と。下るのもしんどいですわ、と返事。
 と、あと4kmの表示が目に入り、思わず「後4kmやぁ」と言うと、スタッフが
 がんばってくださいと声をかけてくれた。
 「がんばります、行ってきます」と言い残し、さらに下へ。
 〜20km 22分59秒
 
 20km〜ゴール
 足は意外と元気。しっかりと走れている。声援も徐々に増えて来る。
 ラスト1kmは街中を走るので、町の人たちがいっぱい一杯応援してくました。
 でも、このラスト1kmゆる〜い上りなんです。しんどい。5分もかかってしまい
 ました。
 ゴール会場のグランドに入って半周。
 ふと時計を見たら、2時間9分50秒台。ちょっと力走して、何とか10分を切る。
 〜24km 18分37秒

 2時間09分56秒
 
 帰ってきたぞぉ!完走したぞ!本当に、よく頑張ったと思う。自分を誉めてやりた
 い。
 ゴール後の冷えたトマト、美味しかった!
 缶ビールも美味かったぁ〜。
 温泉保養館「おじろん」で汗を流し、一息いれて、帰路に。

 走り始める前は、目の前にそびえる山をみて、かなり不安でしたが
 制限時間内に帰れたし、目標通り完「走」できたし、満足のいくレースでした。
 地元の声援、スタッフが、本当に温かい。また、来年も来ようと思います。
 
 
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