2001篠山ABCマラソン参戦記

                                      20001.03.04

 当日まで
    ランニングをはじめて、人にマラソンをやっていると言うと10人中9人は、「ホノルルに行くの?」
    「篠山に出るの?」と聞聞かれます。それほど、篠山はメジャーで老舗の大会です。
    ただ、評判があまり良くないし、フルを年に何回も走る元気がなく、今までパスしてきました。
    去年、走快ねっとのメンバーが何人か走っていて、楽しそうやなぁと思っていました。
    そして、11月の福知山で、篠山の話がでて、結構行くみたいだったので、ついつい、じゃぁ私も
    出てみようかぁ、という軽い気持ちで出ることを決定!
    運営も年々改善されているみたいだし・・・・
    締めきりギリギリに申し込み完了。
    後はしっかり走るだけとなったものの、12月の三田国際マスターズ、1月の大阪国際女子と走った
    ものの、イメージするのとは程遠い走りが続く。
    足は順調に回復しているものの、うまく走れない。大阪のあと、ふと気づくことがあり、それを実践した
    木津川でベスト更新。少し光明が差してきた感じ。ラブランでもベスト。練習もいいペースでこなす。
    ただ、持久力に対しては不安を抱えたままでした。
 レース当日
    前夜からの雨が起きた時も、まだしっかり降っていた。天気予報では、まもなくあがるらしいので
    それを信じるのみ。
    いつものように、女房が作ってくれた、おにぎりとお茶を持って出発。雨のため、駅まで送ってくれる。
    明石駅6時3分の快速で出発。尼崎で福知山線に乗り換え。ホームに入ってきた電車は、ランナー
    だらけ。
    篠山口に8時頃着く。シャトルバスで会場へ。MAKOTOさん、わたchanとバッタリ会う。受付を済ませ
    更衣所の体育館へ。
    としさん、はらさん、貴司さん、スポックさん、走さんらと会う。さぼちゃん、ひろぽんさんとも顔合わせ。
    雨も上がり、天気もよくなってきた。腹が減っては戦が出来ぬ、というわけで「うどん」を食べる。

    今日のタイム予想は25km迄5km24分ペースで走り、あとは粘れるだけ粘ってなんとか3時間30分
    を切るというのが、私の青写真。

    集合場所に向かいかけて、手袋を落とし戻っている内にMAKOTOさん、わたchanとはぐれる。
    開会式も済み、スタートラインへ。尿意を催す。途中のお堀の所で、ちょっと失礼。
    11時10分、スタート。ロスタイム約40秒。スタート付近道幅狭いもののすぐにスムースに走れるよう
    になる。
    しばらくして、わたchanに追いつく。わたchanについて行けば30分代で走れると思いピタッとついて
    走る。
    
    普通に走っていたつもりが、5kmのラップは22分55秒。わたchanは「早すぎる」と一言。私は、行け
    る内は行っとけ、という感じ。これが間違いだった。
    日もさしてきて、暑いくらい。
    10km手前の給水所でわたchanが給水をとったので、離れてしまう。コレも失敗の一つ。
    しばらくして、「のぼり」発見。思わず顔が緩む。走さんに手を振って応える。まだまだ元気。

    10km46分。ペースが落ちていない。ちょっとまずいかな。でも、どうせ後半落ちるから、いいか、と。
    給水所は水しかないので、今回栄養剤をもって走る。給水所の手前で栄養剤を口にいれ、給水所で
    水を飲む。
    沿道には私設のエイドが充実(?)している。
    足はまだまだ元気。

    15km70分。10〜15km24分。やっと本来のペースになる。ここからコース一番の難所飛曾山峠
    を目指す。
    沿道の子供から飴を貰って坂に向かう。坂が苦手な私にはちょっときがかりな場所だったが意外と楽
    に登れた。

    20km96分。15〜20km26分。ほぼ予定の範囲内。ここからしばらくは下り。栄養剤を摂る。
    ピッチが上がる。わたchan、来ないなぁ。人に追いつかれるたびに、わたchanかなと思い横を見る。
    いつかの、MAKOTOさんの気持ちがわかったような気がする。

    25km120分。20〜25km24分。いいペース。足は少し張りを感じるようになる。
    折り返し地点に向かう。ペースが少し落ちた感じ。折り返し点手前で、はらさんに会う。元気そうだ。
    しばらくしてMAKOTOさんと会う。元気だ。降り返してしばらくしたら、わたchanと会う。
    意外と差がありびっくり。
    
    30km127分。25〜30km27分。落ちている。持ちこたえないと、と自分に言い聞かせる。
    尿意を催し、チョット失礼!
    32km付近で再び走さんの応援に元気をもらう。「美味しい猪汁がそこにあるよ!」という走さんの声に
    迷わず猪汁コーナーに飛び込み、一息いれる。美味かった。
    足は目に見えて疲れて来る。ペースはもう完璧に落ちている。
    35kmに行くまでに、トイレ1回、歩き3回、猪汁休憩1回。心配していたとおり、持久力の無さを
    自覚する。

    35km157分。30〜35km30分。ちょっとショック。この時点でサブ3・30を諦める。
    天気もめまぐるしく変わり、小雨に小雪に、最後は強烈な向かい風。疲れと重なって、もうマトモに前
    を見れない。
    疲れと風のせいで、視線は下る。道路の端の白線をみながら、エイドにも寄らず、ただ黙々とゴールを
    目指す。
    今何キロかもわからないし、考える余裕もない。
    
    ラスト1km地点のコーナーを曲がる。あと1kmや、しかし、スパートする元気はまるでない。ゴールに
    近づいても何人にも、抜かれる。3時間40分以内も夢と散る。

    やっとの思いでゴール。3時間41分4秒。チップをはずし、完走証ももらい、スポーツドリンクを飲みな
    がら更衣所に向かう。途中で猪汁サービスを受ける。更衣所に、はらさん、MAKOTOさん、それと
    なんとわたchanも。
    なんで?と聞くと、どうやら、猪汁タイムで抜かされたみたい。失敗。

    寒い。ゴール後これほど寒さを感じたことはなかった。足もつりかけた。気分も悪い。
    ひろぽんさん、21.5kmの関門でアウト。さぼちゃんも36.2kmでアウト。残念としか言いようがない。
    貴司さん10km付近で棄権したとか。としさん、満足のいく走りではなかったものの7位。立派。
    MAKOTOさん、25分台でゴール。凄い。わたchanも37分台。負けた!

    駅までのバスの中でも気分悪く、もうはきそう。
    駅で女房に電話を入れる。どうやら低血糖を起こしているみたいで、アドバイスに従い甘いジュース
    を買い少し回復。帰りの電車にのると、外は雪。篠山は本当に寒かった。
    でも、来年もまた行くぞ。と心に誓う。

 反省&今後
    やはり、前半飛ばしすぎた。貯金をなんて考えず、イーブンペースで走る事を目指そう。
    給水、水のみはやはりつらかった。
    エイドでもっと甘いものを摂るようにしよう。
    峠越えは大丈夫と思う。
    持久力をつけることをかんがえよう。

    
 フルは甘くない。それだけに、やりがい、走りがいがある。
 次へむかって、又練習あるのみ。

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