北海道マラソン


走りにはまってはや数年。98年に福知山で初フルに挑戦したものの、悔しい思いをしました。
99年に走快ねっとRCに入会し、周りから刺激をうけて、練習量も増える。
従来に比べると、少しは走るようになって、99年の福知山でなんとかギリギリ、サブ4を達成!
そしたら、「ひゃくさん」から、北海道出れますよ!なんて言われたのが、きっかけで「その気」になり始める。
しかし、暑さに弱い「きっしゃん」は迷いに迷い、洞爺湖でいいかなと、思っていたら、噴火でパーに。
そうこうしている内に、肉離れに始まり、故障のオンパレード。結局、見送ることに。
2000年は我慢の1年となりました。
しかし、いつかは遠征したいなぁ、という思いも強くなり、2000年の福知山か忘年会頃には、2001年の
北海道遠征を心に決めていたように思う。

8月25日  昼前の飛行機で札幌へ。女房にとっては、飛行機初体験です。
        伊丹で変衆長さんに会う。
        1時頃新千歳に到着。久しぶりに札幌に居る女房の友達親子と会う。
        明石名産大善の焼き穴子を手渡して、受け付け会場のパークホテルに。
        北海道も暑いけど、爽やかな感じがします。
        ここで、ばったりさこぴーさんや海苔さんらと遭遇。
        受け付けを済ませる。いよいよ明日走るんだと思う。
        はらぺこの体に、ススキノの辺りで、ラーメンを食べる。美味かった!
        あとで聞けば、結構有名な「味の時計台」でした。
        ホテルにチェックインして、少しだけ市内散策。駅の観光センターで、どっさりと
        土産物を買い込む。
        北海道は土地もあるせいか、広さを感じる。札幌市内も、道は広いし、歩道も広いし。
        夕食は女房のおごりで、ホテル内のレストランで。刺身に天麩羅に・・・。
        美味しかった。駅近くのコンビニで明日の朝食を購入して、早めに寝る。
        ところが、10時過ぎにうめこから、神戸で地震があったとメールが入り、12頃
        には、お腹が痛くてトイレに駆けこむし、朝方にはメールも入っていた。
        いつものことながら、旅先では熟睡できない。
8月26日  ほぼ普段通り、6時頃には目覚めて、新聞に目を通す。
        スタートが12時10分なので、マラソン大会にしては、珍しく朝ゆっくりできます。
        BS1で大リーグのマリナーズの試合を観る余裕がありました。
        9時半頃ホテルを出発。コンビニで水分と食料を買って、地下鉄に。
        駅で電車を待っていたら、Toship1さんから、もう会場に着いたとメールが入る。
        ランも早いけど、行くのも早い。
        会場に着いて、携帯で連絡を取りながら、Toship1さんと合流。
        初めてで右も左も判らない私にとって、Toship1さんが居てくれて助かった。
        走快ねっとの多くのメンバーと会う。初めて生で会う人も多数。
        変衆長さん、Toship1さん、弘」さん、海苔さん、かっちゃん、ガヤさん、ひゃくさん
        ぼのの姫、ぬまっちさん、さこぴーさん、あなきしょさん、〇子さん、孫悟空さん、かずさん。
        ここで、女房と別れる。30kmとゴールで会える(?)予定。
        さしてUPもせずにToship1さんと軽くストレッチ。
        競技場内に入る。冬場はスケートリンクとして使われる会場です。
        今朝の朝刊によると最高気温は29度とか。朝オカッチさんからの電話では、関西は雨で気温
        も25〜6度とか。札幌は「いい」天気です。
        12時10分いよいよスタート。競技場内を1周してロードに。
        真駒内の公園を出るまでは、思うように走れない。
        沿道の声援はスゴイ!。
        走り出したものの、最初の5kmがまだかなと感じる。やっと来た5km地点の通貨タイムは
        23分42秒。まずまずのタイムだけど、足取りは重い。給水所では、しっかり、たっぷり水に
        スポーツドリンクを取り捲る。札幌の中心街に出て行く。普段はただ黙々と走るのに
        今日は次の通過地点を気にしている。5kmから10kmは23分44秒。ペースを落とさないと・・。
        右に折れて街の東部を走る。少しの起伏もきになる。最高気温33・9度まであがったらしい。
        関西のような蒸し暑さはないけど、やっぱり暑い。15kmまでは26分7秒。やっとペースが落ち着く。
        しかし、15kmを過ぎた辺りで、漠然とこの走りでは完走出来ないなぁ、と思う。
        タイムはそこそこだけど、脚がスムースに前に出ない。走っていても、走りが重い。
        悪い予感は当たるもんで、15kmから20kmまで、なんと28分56秒もかかっている。
        夏場になってから、そこそこ走ってはいたものの、ロング走が殆ど出来ていないのが、不安材料
        だったけど、その心配が的中してきている感じ。
        もうこの辺りから、給水所で水とスポドリとスポンジをたっぷりたっぷりとる。そして、今どれくらい
        走っているのかも判らなくなってきた。25kmまで34分もかかっている。
        この時点で完走をほぼ諦める。諦めずに前にまえにと走るべきとは思うけど、もう半分以上
        気力も失せている。
        マラソンで最後に大事なのは気力だと思うけど、その気力がない。
        30km地点に女房とその友達が待っているから、なんとしてもそこまでは行こうと思うけれど
        脚が本当に前にでない。沿道の私設エイドのおじさんにたっぷり水をかけてもらい、沿道で
        応援してくれている人に、「今、何処?」「もう、あかん」なんてことを言いながら、歩きがでだす。
        歩くことはあっても、沿道の人たちと「会話」するなんてことは今までなかった。
        同じように歩き出した若い人が横に。「しんどいなぁ」と話しかけるも、反応なし。
        監察の車が後ろから迫ってくる。歩きがふえる度に、車がだんだんと大きくなってくる。
        遂に横に来る。慌てて走るものの、また、すぐに歩きがでる。5kmがこんなに長かったのかと
        思った。29km手前で遂にタイムアップ。道路規制が解除され、我々は歩道に。
        悔しい。実力不足とは言え、初めてのリタイアー。30km地点まで歩いて行く事にする。
        周囲の何人かも、「私も」となり、30km地点に向かう。しかし、残念ながら2人とは会えず。
        それにしても、ものすごい人。収容バスに乗り込む。水をもらって、席につく。なんとも言えない
        虚脱感。支給された毛布が妙に温かい。
        たまたま隣り合わせた函館から来た人としばし歓談。
        中島公園に着く頃に、雨が降り出す。涙雨じゃ-----!
        バスから降りると、胸に完走メダルをかけた人が通りすぎて行く。辛い。無念。
        チップを返し、参加賞のTシャツをもらって、一息。変衆長さんと会って、空元気で
        「バスに乗ったよ-!」と言ったら、な、なんと変衆長さんも体調が悪くて途中でリタイアー
        したとか。完走した人、リタイアーした人、ともども会ったけど、サブ3を狙おうかという
        人も3時間30余りでゴールしている状況も見ると、ベストが3時間40分ほどの私にとっては
        実力不足かなと思った。
        今年になって結構走り込んできたけど、夏場は距離を稼いだだけの走りだった。
        ロング走をしていない不安が現実のものとなってしまった。
        暑さに弱い私には、今夏の最高気温を記録した今日は、辛かった。
        レース後、Toship1さんとこでシャワーをよばれたりしながら、色々話をしましたが
        やっぱり、ロング走は必要だったと痛感した。
        来年のリベンジに向けて、ただ走るだけの練習から、もう1歩レベルアップした
        メニューで頑張らねば・・・・・。
        フェアーウエルパーティーでは千葉選手や佐々選手を真近に見ることができました。
        走快ねっとのアフターも大勢の人出でした。
        2次会は遠慮して、ホテルに戻ったけど、来年は完走して大騒ぎしたい。

8月27日  完走していないからか、はたまた、いつもの習慣か、6時頃には目覚めていた。
        女房は昨日友達と私の応援のあと、ススキノで飲んで帰ってきました。
        今朝は雨。気温は23度。なんと、皮肉な・・・・。これが昨日だったら。
        観光予定もないし、ゆっくりと駅の茶点でモーニング。
        シャトルバスで早めに千歳に向かう。
        2時過ぎの飛行機で帰路につく。伊丹に降り立つと、関西特有のあの
        暑さがまっていました。

フルは甘くないです。夏のレースは厳しい。万全の状態で臨まなければ、完走なんか
出来ないと思った。
1年間頑張って、来年こそ絶対にリベンジしたる!
        



  戻る

inserted by FC2 system