2000.11.23  第10回福知山マラソン 完走記

ランを初めて5年が経ちました。
これほど、ランにはまるとは、自分でも思いませんでした。

年に1度のフル。
毎年この大会を目標に、練習を重ねています。
今年も年明けから、順調に練習できていたのですが
3月に足をくじき、4月、6月と2度の肉離れ、9月は夏バテの影響もあって
ドクターストップ寸前になり、10月は無理がたたって膝を痛めてと、散々でした。
1時はもう諦めかけていたのですが、みなの暖かい励ましの声に勇気づけられ
ゆっくりながらも、練習を再開したのが11月3日でした。
しかし、ペースは上がらないし、上げられないし・・・。
なんとか満足の行く走りが出来たのは、18日でした。

例年なら、前泊するのですが、女房の都合がつかず、今年は当日出発に。
春から入会した、明石健康クラブの人達と明石公園駐車場で落ち合い、いざ出発。
手前の春日I.Cで降りて、裏道をくねくねと行く。
道中混むこともなく、8時過ぎ駐車場に到着。
受付けをすませ、参加賞を貰い、明石のメンバーの陣取り場所を確認して
SNRCの集合場所へ。
浜ちゃんとご対面。ゼッケン紛失に気付き、仮ゼッケンを発行してもらう。
時間が経つにつれ、続々とメンバーがきてくれる。
おぎちゃん、さとしさん、MAKOTOさん、わたchan、知子さん、おーちゃん、ひろぽんさん、とっちゃん
さぼてんさん、オカッチさん、メリーの父さん、みぃさん、ヤックン、SambaLeeさん、浜ちゃん
おさるさん、さこぴーさん、宮古のちかちゃん、めんたさん、猫にゃんさん、ハクションさん等々
名前が漏れてたら、ごめんなさい。
だんだんと、ハイテンションになって行く感じがする。
本当に大人数になったと実感する。去年は4人の集まりだったのに。

良い天気でよかった。スタート前の集合地点もずいぶんと前になって
今年は日の当たるところで助かった。

メリーさん、MAKOTOさんと3人で、さしてUPもせず、喋って時間を潰す。
10時30分、いよいよスタート。ロスタイム2分。
調子を考えて、少しゆっくり目に行くか、玉粋覚悟で飛ばすか、迷った挙句
ダメ元で、飛ばしてしまいました。
キロ5分を切るかどうか位のペースで、順調に距離を重ねて行く。
どこまでこのペースがもつことやら、と思いつつ走る。

今年は細かい時間をあまり気にせず、5KM毎にある公式時計と手元時計を
ちらっと見るだけにしました。

メリーさんいつのまにやら姿が見えなくなりました。
わたChan、追いついてきて「調子よさそうですね」と声を掛けてくれる。
「ガンバリよ」と激励して、見送る。
MAKOTOさんにも一声かけてもらい、またまた見送る。
オカッチさん、道路の反対側をスーと走りぬけていきました。
最後尾からのスタートだったのに、この速さ!
鳥取のおぎちゃんとハーフあたりまで併走するかたちとなる。
おぎちゃん、久しぶりのレースといいながら元気のある、走りと「声」。
沿道の声援に「もっと、もっと!!」と、まあ元気のあること。

ハーフの距離が近づくにつれ、案の定、足の疲れを少し感じ出す。
自分の体調は自分が一番わかっているから、この時点で何処までもつかなァと思い出す。

最初にすれ違ったのは、貴司さんでした。さすが!
折り返してしばらくしたら、足はもうしっかり疲れていました。
結局、キロ5分で走ったのは25Km過ぎまででした。
ヤックン、声をかけてくれたのに、返答できなくてゴメンナサイ。

1Km毎の距離表示がだんだんと待ち遠しくなる。
後半になって2.5Km毎のエイドでは、しっかりと給水し、給食しました。
差し出されたバナナ、一切れが大きくて、思わず「小さいのちょうだい」とお願いしました。
お汁粉も美味しかった。疲れた体にこれはありがたい。
チョコレートも食べました。
スプレーもかけてもらいました。塗ってもらいもしました。
トイレも2度行きました。マラソンで初めての経験でした。
今年は充実のエイドでした。

32Kmあたりで、明健の東川さんに追いつかれる。
ここから最後の坂の途中まで、2人でぬきつぬかれつと言うより
歩いたり走ったりのデッドヒートでした。
39Kmあたりで、おーちゃんに追いつかれる。「あと3Km、頑張りましょう」
と言ってくれたけど、追走する元気がなかった。
そして、今年も4時間のペースランナーの集団にまた抜かれる。
こんなに歩いたマラソン、初めてです。

37Kmの関門を通過した時は、「あ、これで完走や」と思いもうずーと
歩こうかと一瞬思いました。

歩いては走り、走っては歩きの繰り返し。
やっと最後の坂に辿り着く。去年はなんとか走りきったけど、今年は
もうそんな元気なし。何回か歩いてしまいました。
坂を登りながら、時計をみて、計算をして、サブ4がギリギリ達成できそうだったので
すが、もうひと頑張りではなく、どれだけ歩けるかを考えてばかりいました。

坂を登りきって右に回ってゴール。手元の時計で3時間59分10秒でした。
私の福知山、これにて終了。疲れた、ほんと疲れた。
でも、完走できてよかった。
一時はもうダメかとおもったのですから・・・。

集合場所に行ったら、MAKOTOさん、わたChan、もうすっかり着替えが終わっている。さすが。
えときんさんと久しぶりのご対面。初めて見るユニフォームを楽しそうに見ておられました。
福沢監督も顔をだしてくれて、アンパンを差し入れてくださる。美味しかった。

場所柄アフターランは出来ませんでしたが、私は明健の方に行くので、お先に失礼してしまいました。
でも、正直ちょっと名残惜しかった。来年は二股をやめて走快ねっとで来よう。
そして3連休になるし、アフターランが出来ればと、思うけど・・・。

年に1度のフルは思い入れが強くていいけど、少ししんどい。
年に何レースか走るようにしようと考えています。

最後に、この場をかりて、改めて、一番辛い時に暖かい言葉をかけてくれた皆さん
本当にありがとうございました。
「仲間」のありがたさを痛感し、走ることの楽しさを再発見したようにおもいます。

                                              完

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